【ひとりで悩まないで】
相談室に見えるお母さんの中には
「子どもがかわいく思えない」「私は母親として失格」
と悩まれている方がいます。
そもそも子どもをほしいと思っていなかった、
夫(や元夫)にそっくりで見たくない、
下の子が生まれてから上の子が煩わしいとか、
自分が子どもの頃と似ていていやだ、などと、
様々な理由があります。
子どもに愛情がわかないのに、
親だから仕方ないという義務感や責任感だけで
育てなくてはならないのはしんどいことです。
そのしんどさを正直に打ち明けてくださるその言葉を
私はしっかりと受け止めて話に耳を傾けます。
多くは、お母さんひとりで育児を頑張りすぎている、
あるいは頑張らざる負えない状況にいる方たちです。
そういうときは、少し子どもから離れることも選択肢の一つ。
ショーステイや一時保育を利用して、
お母さんひとりの時間を持つことを勧めます。
もちろん配偶者やご親族の方に協力を得られればお願いします。
相談に見えるということはお母さんの中に
何とかしたいという思いがあるからです。
その思い、お母さんご自身がどうしたいのかを
ゆっくりと聴かせてもらいます。
時には涙だけで言葉にならないこともあります。
たっぷり涙を流すその時間をともに過ごします。
子育ては一人ではできません。
誰かに助けを求めることは悪いことではありません。
うまくいかないのはお母さんのせいではありません。
どうか、一人で悩まずに、
あなたの気持ちを打ち明けにいらしてください。
あなたの地域の子育て支援センターや保健センターでも相談できます。