運動会のシーズンですね。
運動会は、子育ての中でも大きなイベント!
わが子の成長を観て、喜びを感じ、
一生懸命な姿に感動し、涙腺が緩む・・そんなシーンもありますね。
私もたくさんの運動会を見てきました。
運動会とういうと思い出す出来事があります。
それは、
Tくんの初めての運動会のことです。
お父さんもお母さんもTくんが頑張る姿を楽しみにしていました。
お父さんにとってもお母さんにとっても
わが子の初めての運動会ですから。期待がいっぱいでした。
「頑張ってね、パパもママも応援しているよ」と行って送り出しました。
ボールをもってかごに入れて戻ってくる競技がはじまりました。
背の高いTくんは後ろのほうです。
だんだんTくんの順番が近づいてきます。
おとうさんもおかあさんもドキドキしながら
Tくんの出番を待ちます。
Tくんは、座り込んで地面の土をいじり始めました。
列を前につめずに座り込んだままです。
お父さんもお母さんもハラハラです。
Tくんの順番が来ました。
でもTくんは、立とうとしません。
下を向いたまま地面をいじっています。
担任の先生がTくんのところに来て、
何か言葉をかけています。
でもTくんは座ったまま。
先生がTくんの手を引っ張って立たせようとしました。
でもTくんは、動きません。
先生はTくんを抱き上げて、ボールをもって、走りました。
お母さんはとてもがっかりしました。
なんで走れないんだろう。
みんなと同じことができないなんて。
恥ずかしい。
情けない。
頑張って走るのが当たり前だと思っていました。
運動会なんだから。
他の子のお母さんのようにわが子の走る姿を見て
応援したかったのです。
それなのに・・・
これは、30年前の私です。
先生に抱かれて走ったTの表情は全然見ていません。
ただ情けない気持ちでした。
みんなと同じようにできないことの恥ずかしさでいっぱいでした。
それだけでした。
子どもそのものの存在を受け止め認めることが
まだわからなかった私です。
できることなら、巻き戻して、30年前に戻って、
先生と一緒にゴールしたTを思いっきり抱きしめてあげたいです!
最後まで読んでくださってありがとうございます。