5月から職場が変わり、一か月と10日が経ちました。
通勤中の電車の中が読書タイム。
ようやく、本を読もうという気力がでてきました。
(長い文章になります。時間のある時に読んでくださるとうれしいです)
青木 悦著 「子どものために」という前に
14年前に出た本ですが、
子育て中のおかあさんには一度は手に取ってほしい本です。
著者の青木悦さんが息子さんを育てる中で感じたことを書いています。
表紙と裏表紙から(以下引用)
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子育てに“正解”を求めてさまよう人がいます。
“失敗”したと、自分を責める人がいます。そういう人に、
“誰にでも当てはまる正しい子育て”なんて存在しないこと、
あるのはただ子どもといっしょに
悩み、泣き、喜ぶ―子どもとともに生きることだけ
ではないかというメッセージを伝えたいと思います。
子どもがトラブルを起こした時から
「親」が始まるのだと私は思います。今ほど
子どもが生きにくい世の中はないのです。
その時代に子どもと生きる親が苦しいのは当然です。
特に母親は、子どもを
自分の通信簿のように
思い込まされている人が多いので
頑張りすぎてしまいます。
私も少しは頑張ったけど、すぐまわりに
「助けて!」と言って、みんなにわが子を
育ててもらったようです。
*********(引用終わり)
私自身、子育てがつらい時期がありました。
子どもが好きだと思っていたのに、
自分の子どもを持って、はじめて、
好き!だけでは子育てできないことを思い知りました。
わが子のことを傷つけたことは数知れず。
親として失格・・・と落ち込んだことも数知れず。
そして、そんな親である私の気持ちに救いを与えたのが、
次の文章です。
(引用開始)
子どもの心を一切傷つけないで育てるなんて不可能です。なぜなら子どもは私ではないから、どこで傷つくかさっぱりわからないからです。子どもだけでなく、夫に対しても、親、隣人、職場の人に対しても、他人を全く傷つけないで生きることは、おそらくありえないでしょう。
大切なのは、傷ついたことを許容できる、あるいは忘れることのできる、そしてもっとも大切なのは、それを表現できる関係を作ることではないでしょうか。特に子どもと親、教師といった関係の中で、傷ついたことをきちんと相手にいえる関係が、とても大切だと思います。その場で言えなくても、直接言えなくても、表現できること、それが大切だと思います。
(引用終わり)
たくさん傷つけた(と私が思っている)子どもたちが、今は大人になり、人の親になっています。
その子どもたちと、時々、酒を交わしながら、昔話に花がさきます。
不思議だな~と思うことは、
こちら(親)が覚えている、子どもに申し訳なかったな~と思っていたことを子どもの方は忘れていて、
子どもが結構傷ついていたことを、こちら(親)は全く忘れてしまっているのです。
親は「子どものために」と思っていることが、
実は子どものためになんて全然なっていない・・・ということが、
実はたくさんあるということを
知っていた方がいいと思うのです。
私は、どちらかというと、「子どものため」よりも「わたしのため」を優先してきたな~と思います。
それでも、子どもたちは、親になり、
子育てが引き継がれていっている。
まあまあの子育てで、いいのではないかと思います。
読んでくださってありがとう。