本日の読書感想文




​街場のメディア論

​内田 樹


あらすじ 

内容紹介

「街場」シリーズ第4弾、待望の新刊は「メディア論」! 

おそらくあと数年のうちに、新聞やテレビという既成のメディアは深刻な危機に遭遇するでしょう。この危機的的状況を生き延びることのできる人と、できない人の間にいま境界線が引かれつつあります。それはITリテラシーの有無とは本質的には関係ありません。コミュニケーションの本質について理解しているかどうか、それが分岐点になると僕は思っています。(本文より)
テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調----、未曽有の危機の原因はどこにあるのか?
「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。 

僕は自分の書くものを、沈黙交易の場に「ほい」と置かれた「なんだかよくわからないもの」に類すると思っています。誰も来なければ、そのまま風雨にさらされて砕け散ったり、どこかに吹き飛ばされてしまう。でも、誰かが気づいて「こりゃ、なんだろう」と不思議に思って手にとってくれたら、そこからコミュニケーションが始まるチャンスがある。それがメッセージというものの本来的なありようではないかと僕は思うのです。(本文より抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調―、未曾有の危機の原因はどこにあるのか?「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。

著者について

内田樹(うちだたつる)
一九五〇年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。著書に『街場のアメリカ論』『街場の現代思想』(以上、文春文庫)、『街場の教育論』『街場の中国論』(以上、ミシマ社)、共著に『現代人の祈り--呪いと祝い』(サンガ)、『若者よ、マルクスを読もう』(かもがわ出版)など。二〇〇七年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞を、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞二〇一〇を受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内田/樹
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。2007年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞を、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


グッときたポイント 

Twitterをよく利用しています。ブログは雑記ブログや書評ブログをよく見ます。この本の書かれたときと、そんなに事情は変わってないように思いますが、発信者がたくさん増えてきて、情報量が何倍にも膨れ上がってきています。与えられた情報だけに振り回されないように、発信者の立場でいたいと思います。




こんな人におすすめ 


snsをよく使用する人、本当にその情報でいいのか知るにはいいかもしれません