またまた、ソロバンとは無縁の話になりますが、
重要なことなので述べておきます。

70÷30と7÷3の解を分数で表すと同じ答えです。
しかし、筆算で計算すると違う答えになります。

これは大きな問題をはらんでいるのです。
これが数学の醍醐味の一つになります。

例えば、70本の鉛筆があって、30人の生徒に
配ったとき、何本の鉛筆があまりますか?

といった問いに70÷30=7÷3としてしまうと
1本しか鉛筆があまらないということになります。

この程度なら明らかな間違いだと気づくかもしれませんが、
間違った答えに対して計算結果だけを信じていては
いけないということの典型だと思います。

答えを見た瞬間に、これは何かおかしいと感じる
センスが実生活で使える能力だと思います。

同様に高校生でもよく間違える例を挙げたいと思います。

割る数が小数になったり、逆算になったりする場合、

●割る数が小数の場合

先に説明しておきますが、A÷Bという割り算では
Aを「割られる数」、Bを「割る数」と言います。

ここでは「割る数」が小数の場合
余りの計算の仕方を確認しておきましょう.

例として『3÷0.7を小数第二位まで計算し余りを求めよ』
という問題を考えてみます。

これを筆算で書いてみると、小数点がひとつ移動します。

そしてこの計算を小数第二位まで進めると
『4.28…4』と書いてしまうとまちがいです。

小数の割り算で余りを求めるときは、
小数点を最初の位置から降ろさなくてはいけないのです。

ですので正しい答えは『4.28…0.004』となります。

●逆算の場合

余りつきの割り算の逆算だと、余り
どう処理してよいかわからないこともよくあります。

例1: □÷7=12あまり0.3

この場合,余りの0.3はどうすればよいでしょうか?

もし余りがなければこの逆算の答えは
12×7=84となります。

この問題ではその84に対して余りが0.3ついています。

なので元の数は84に0.3を足せばよい
ということが分かると思います。

ですので『□=12×7+0.3=84.3』となります。

例2: 16÷□=5あまり0.2

この場合,もし余りがなければ
この逆算は16÷5の割り算で計算できます。

なのでこの場合は、16から0.2を引き算して
16-0.2=15.8としてから

割り算すれば計算ができます。

ですので『□=(16-0.2)÷5=3.16』となります.

例3: 9÷4=□あまり0.2

この問題は本来なら9÷4を計算して、2あまり1
計算していきたいところですが、

余りが0.2出ているのでその計算はできません。

なので9から0.2を取り除いて9-0.2=8.8としてから
割り算をすればよいのです。

すなわち、『□=(9-0.2)÷4=2.2』が正しい答えです。

簡単そうに見えて、この手の問題で
つまづく生徒はとても多いです。


実は、これらを包括して、もっと簡単に解く方法がありますが、
説明には時間がかかりそうなのでここまでにします。

もし、こういった問題で悩んでいる方がいれば、
述べてみたいと思います。

こうやって、実生活に役立つ
論理的思考を養いましょうね。




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