計算が得意な人は思わず計算してしまい
がちですが、素数を割り出すときなどの

計算をするのにパソコンに大きな負荷が
かかることがあります。

その際によく使う方法として、
その計算が割り切れるかどうかを
一目で見分ける方法があります。

●一般的によく知られている方法として、
「3」で割り切れる数の見分け方があります。

これはある数字が、3で割り切れるかどうかは、
すべての位の数字を足し合わせて、
その数が3で割り切れるかどうかで判別できます。

たとえば、123456という数字が
3で割り切れるかどうかを考えてみましょう。

すべての位の数字を合計すると、
1+2+3+4+5+6=21ですが、
21は3で割り切れます。

なので、123456も
3で割り切れる数字なのです。


一方、1234はどうでしょうか?


すべての位の数字を合計すると、
1+2+3+4=10となり、
これは3で割り切れません。

なので、1234も3で割り切れません。

いくつか例を挙げましょう。

5282
各位の数字の和=5+2+8+2=17(3で割ると2あまる
5282÷3=1760あまり2
※この時、各位の数字の和のあまりと一致します。

837
各位の数字の和=8+3+7=18(3で割り切れる)
837÷3=279(割り切れる)

1116
各位の数字の和=1+1+1+6=9(3で割り切れる)
1116÷3=372(割り切れる)


「6」で割り切れる数の見分け方

次に「6」で割り切れる数の見分け方ですが、
2×3=6ですから、『「6」で割り切れる』
ということは

『「2」と「3」の両方で割り切れる』
ということと同じです。

数Aで習う集合の論理ですね。

なので、偶数、かつ、すべての位の数字の合計が
「3」で割り切れることが、
「6」で割り切れるための条件となります。

たとえば、816という数は、
偶数かつ各位の数字の合計は
8+1+6=15なので「3」でも割り切れます。

ですから、816は「6」で割り切れる数字です。

実際に割り算をしてみると、
816÷6=136となり、確かに割り切れます。

「9」で割り切れる数の見分け方
ある数が「9」で割り切れるかどうかは、

すべての位の数字を合計し、
その数が9で割り切れるかどうかで判別できます。

たとえば1827は、各位の数字の合計が
1+8+2+7=18で、

これは9で割り切れますから、
1827も9で割り切れます。

実際に割り算をすると、
1827÷9=203となって、
確かに割り切れています。

しかし937などは、各位の数字の合計=9+3+7=19で、
これは9で割ると1あまり、割り切れません。

実際に、937÷9=106あまり1
となって割り切れません。

なお、この時それぞれのあまりが一致
していることは注目すべきポイントです。


以上をまとめると次のようになります。

●「3」「6」「9」で割り切れる数の見分け方

「3」
各位の数字の合計が3で割り切れるとき、割り切れる
※あまりがある時は、そのあまりは一致する

「6」
偶数かつ
各位の数字の合計が3で割り切れるとき割り切れる

「9」
各位の数字の合計が9で割り切れるとき、割り切れる
※あまりがある時は、そのあまりは一致する


ただ単に計算するだけではなく、
こういった手法も考慮に入れておくと、
より知的生活が営めますよね。





また、『そろばん十段合格バイブル』作成に
賛同される方は、下記ブログに【賛同】の2文字を
コメントしていただけたら嬉しいです。
 ↓  ↓  ↓  ↓
★重要なお願いがあります。