〈リンゲルマン効果〉
【概要】
リンゲルマン効果(社会的手抜きとも言う)は、集団で共同作業を行う時に一人当たりの課題遂行量が人数の増加に伴って低下する現象です。フリーライダー現象、社会的怠惰とも呼ばれます。
【説明】
集団が大きくなればなるほど、「他の誰かが」と思うことによって無意識に一人の出す力は弱くなります。 ちなみに、「リンゲルマン」とはこの効果を発見したドイツの心理学者リンゲルマンに由来します。
綱を引く人数によって込める力はいかに変動するのか?という実験で、綱を引く人数が増えれば増えるほど一人一人の引く力が弱まっていきました。
そして興味深い点として、各々の個人は「本気を出しているつもり」であるのにもかかわらず、力が弱まっている点です。
【参考】
こんな実例もあります。 1964年、アメリカのニューヨークの某アパートで女性が婦女暴行にあい刺殺されたといういわゆるキティ・ジェノヴィーズ事件。 彼女(キティ)は殺されるまでに30分以上かかっている上に、38人ものアパート住民が目撃していながら誰も通報や助けることなく結果、彼女は見殺しになってしまいました。
リンゲルマン効果を象徴する事件と言えるでしょう。
by Ethan