〈プラセボ効果〉
【概要】
偽薬効果、プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を指します。
【説明】
この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もあります。
原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、 このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれませんが、、その区別が難しい事もあるので注意が必要です。
1955年に、ビーチャーが研究報告をして広く知られるようになりました。
偽薬効果が存在する可能性は広く知られています。特に痛みや下痢、不眠などの症状に対しては、偽薬にもかなりの効果があるとも言われており、 治療法のない患者や、副作用などの問題のある患者に対して安息をもたらすために、本人や家族の同意を前提として、時に処方される事があります。
【参考】
偽薬によって、望まない副作用(有害作用)が現われることを、 ノセボ効果(ノーシーボ効果、反偽薬効果、nocebo effect)といいます。
副作用があると信じ込む事によって、その副作用がより強く出現するのではないかと言われています。 また一方、薬剤投与を継続していても被験者が「投与なし」と思いこむことによって薬剤の効果がなくなるケースがあり、これをノセボ効果と呼ぶこともあります。
by Ethan