Persephone
天空神ゼウス、豊穣の女神デメテルの娘で冥界の女王。
地上へと解放される間際、ハデスから差し出された石榴の実を数粒だけ食べてしまう。
冥界の食物を口にした者は、冥界で暮らさなければならない。その為、ペルセポネは一年の数ヶ月をハデスの妻として冥界で暮らす事になる。
ペルセポネの母デメテルは娘が冥界に居る数ヶ月の間、作物への実りを止めてしまう。
これが四季の始まりで、
作物が多く実る収穫期は娘のペルセポネが地上へ里帰りしていて、デメテルが喜んでいる時期なんだとか…。
冥界の実を食べたら地上へ戻れなくなる。最高神の娘なら承知していたんだろうね。
石榴の全てを食べず、
数粒だけ口にした。
母の願いも、冥王の想いも、
尊重した決断なのかもね…。