4月の半ば、
10年間連れ添ったクラリネットを
手放しました。
音楽ボランティアの団体を通じて
東北の吹奏楽の高校生の子に
クラリネットを託しました。
何回もリペアを繰り返して
もう新品の輝きは無いけど、
まだまだ頑張ってくれるはず。
ケースに仕舞われてるより
私の代わりに
音楽に夢を抱く誰かが、
クラリネットを吹き続けて
くれたら、楽器も喜ぶでしょ?
荷造りをしてる時、
涙が溢れてきた…。
高校生の頃、
頑張ってバイトして
初めて自力で買った
大事な楽器だったんだ…。
新しい持ち主の手で
素敵な音を奏で続けて欲しい。
たった一本のクラリネットだけど
東北で生きる吹奏楽の後輩達の
夢を紡いでくれたら
嬉しく思う。