今日はこの冬一番の暑さだった。

というか、もはや夏だ。


炎天下で風も弱くおまけにきび刈りはハードに動くので、
体感温度は30℃を超えていたかもしれない。

まだ2月末だというのに。

いきなりのこの暑さに体が慣れていないので、
危うく熱中症になってしまいそうだった。

夜になっても頭がぼーっとしてる。


週末には寒波が来て真冬に逆戻りみたいだけど、
これからの季節は今日みたいに暑い日が増えてくるらしい。


年明けてから2月中頃くらいまでは
ほとんど毎日が雨でほんといやになったけど、

3月のきび刈りは暑さとの戦いだ。


人生はアドベンチャーだ!-110205_1243~01.JPG

人生はアドベンチャーだ!-110205_1427~01.JPG

相変わらず西表できび刈りの日々。

今日は製糖工場のメンテナンスの日で
すべてのきび農家が休み。

しかも一ヶ月ぶりくらいの晴れだ。


干潮の時間に合わせて
親方が昼過ぎから遠浅の浜に出かけるというので
自分も連れてってもらった。


軽トラの荷台に乗っかって行った先は
日本最南端の西表島温泉からほど近い浜。


親方とおばあは浅瀬の石にくっついている
天然の岩のりを黙々と採取。

あたり一面岩のりだらけなので取り放題だ。

その間ぼくは貝を探しながらうろうろしてみたけど
まったく見つからなかった。


今日は大潮の干潮だけど潮の引きが弱いみたいで
もっと潮が引く日に奥の方まで行かないと
いないのかもしれないという話だ。


西表では遠浅の浜でいろいろなものが取れる。

もう少し暖かくなれば
もずくなんかもたくさん出てくるらしい。


こういう自然のものを自分で取って食す生活。


素敵だね。


これが本来のあり方なんだと思う。


またそのうち取りに行く日があると思うぞ。
きび刈り中によく聞く動物の鳴声があって
最初シカの鳴声に少し似ている感じがしたけど
西表にシカがいるという話は聞かない。

何度か聞いているうちに
木の上の方で鳴いている様子だったので
何かの鳥の鳴声だということまではわかっていた。


そして今日。

きびをかさいでいる時にかなり近くで聞こえたので
その鳴声がした方を見上げてみると
そこにいたのはカンムリワシ。


カンムリワシはイリオモテヤマネコと同様に、
国の天然記念物に指定されている。


カンムリワシは今までにも何度か見かけていたけど
くちばしを開けて鳴いている姿ははじめて見た。

大きくて勇ましい見掛けによらず
かん高いキュートな声を出すのだ。


今日は近くにあった枯れ木の枝の先端にとまっていて
きびをかさぎながら何度もチラ見してしまった。


…カッコいい。


翼を広げて飛んでる姿も美しいけど、
やっぱりとまっている時のたたずまいもカッコいい。


チラ見しか出来ないのがなんとも残念だ。



人生はアドベンチャーだ!-110118_1702~02.JPG

今日はきび刈りに使う道具の紹介。


写真いちばん左がナタ。

ナタというかオノというか、
親方がナタと呼んでいるからぼくもナタと言っている。

このナタでさとうきびの根元を次々とぶった切っていく。

以前は朝になると手がうまく握れない状態で
ナタを持つ手に力が入らないこともあったけど、
最近は筋肉が出来上がってきたのか
朝からバッチリ手にフィットしている。

数えたことないけど、
このナタを一日に数百回は振り下ろす。


次はカマ。

このカマはきび刈り専用のカマで
刃の先に二股が付いている。

この二股でさとうきびに付いている
枯れ葉などをきれいにはがしていく。

この作業を“かさぎ”という。


そして最後は手袋。

ちなみにこの手袋は2週間でこの状態。

穴だらけでボロボロだ。

さすがに危険なので明日から新品をおろすつもり。

イボイボ付きの普通の軍手だったらもっと寿命が短い。

かさぎの時に左手できびを滑らすように送るので
きび刈りで使う手袋は左手が早くダメになるのだ。

普通の軍手なら左右を入れ替えて使えるけど、
こういう両手で1セットの手袋は片方がダメになったら
両方新品にするより仕方ない。

右はまだ使えるのでもったいない気もするけどね。

右の手袋を何か有効利用できないかな~とか、
左の手袋をもたす何かよい方法はないかな~
なんてことをきび刈りをやっている人なら
一度は考えたことがあるはすだ。

西表島に来てから一ヶ月半くらいたつけど、
その間にぼくは虹を少なくとも5回以上は見ている。

そのうちの一回はブログでも紹介したクリスマスイブ。



そんな虹の島で数日前、ぼくは虹の夢を見た。


それがその夢で見た虹は
普通では考えられないくらいはっきりくっきりしていて
まさに白い紙の上に原色のえのぐで描いたみたいに
発色も鮮やかだった。


ところで、今日の西表は
晴れたり曇ったり雨降ったりと忙しい天気。


朝、仕事はじめてまもなく雨が降ってきた。
でも東の空にはオレンジ色の朝日が輝いている。

ぼくはふと西の空を見上げてみた。

するとそこには大きな虹が…。

しかもこれ以上くっきりと
発色が鮮やかなものは今までに見たことがないと
自信を持って言えるぼど群を抜いている美しさだった。

どこも薄くなることなくきれいに半円を描き、
さらにその外側にもう一本、二重の虹になっていた。


実は夢で見た虹も二重だった。


夢で見た時とは場所も状況も違うし、
発色も原色のえのぐとまではいかなかったけど
ぼくが今日見た虹は一生のうちで
何度も見られるものではないレベルだったことは確かだ。


しばらく見とれていたかったけど
バリバリ仕事中だったのでそんなわけにもいかず
まして写真など撮ってる場合でもないわけで…

写真でお見せできないのが残念で仕方ない。


数日前に見た虹の夢。

そして、今日見たアメイジングな虹。


これは単なる偶然だろうか…。