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×月25日
今、私は香の子供の頃の写真のアルバムを見ている
男の子と一緒になって泥んこになって帰ってきた事はしょっちゅうだった子だった
それが今は青白い顔をして静かに眠っている
今日、とうとう香は逝ってしまった
大迫君も駆けつけてくれて家族と大迫君に見守りながら眠る様に静かに息を引き取った
この日記を荼毘に入れるか迷っているが大迫君が
「これは香が生きた証拠だから一緒にしてあげませんか」と言われた
そうかもしれない
香、あなたは私達家族の大切な一人娘でした
あなたの事は一生忘れません
大迫君が分骨して欲しいと言ったので少し白い粉になった香を大迫君に渡した
でも大迫君には香の事をずっと想い続ける事なく違う人生を歩んでほしい
香、天国で私達の事を見守っていてくださいね