忘れられない過去 | Vicissitudes de richesse ~七転八起~

Vicissitudes de richesse ~七転八起~

人生、転んでも立ち上あがれば勝つんですよねぇ
だから、転んでも立ち上がるんです
立ち上がって、立ち上がり続けるんです

もう10年以上前の話になる

会社の先輩が事故で亡くなった

会社の同僚皆で悲しみにくれた

当時、会社の皆には隠れて付き合ってた彼氏がいたけれど

多分、皆にはバレてたと思う

先輩のお葬式の夜

もう深夜の2時を過ぎていた。その時の事ははっきりと覚えてる

雪が降っていた夜だった

彼から絞り出す様な声で携帯に電話が入った

「今から来てくれ…」

私は母の制止を振り切って車で彼の家まで駆けつけた

その晩は2人で先輩の事を語り合ったのを覚えてる

忘れられない思い出になる

今、彼は他の女性と結婚して幸せだそうだ

でも、あの晩に彼の元へ駆けつけた事は後悔していない