OLと女優 第2章 44 | Vicissitudes de richesse ~七転八起~

Vicissitudes de richesse ~七転八起~

人生、転んでも立ち上あがれば勝つんですよねぇ
だから、転んでも立ち上がるんです
立ち上がって、立ち上がり続けるんです

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私はギョッとして高田君のトラウマもあり、動けなくなった。


素早くそれに気付いたのは私の後ろにいた


武内さんだったけど行動がまずかった。


「光!友梨香ちゃんが!」


光にこの事態を知らせてしまったのだ。


光は振り向きその子の持っているナイフを取り上げ様としたが


手を堅く切ってしまった。


なお、その子は私を切りつけ様と私に襲いかかる。


もうダメだ!と思った時、光が私を抱きしめた。


「うっ。」


ドスッと音と共に光が小さくうめき声を上げる。


私は光を抱きしめる形になったが両手がどんどん、


濡れていくのが判った。


怖る怖る右手を見ると右手は赤く濡れていた。


光の背中から血が流れる。


私の右手の血に驚いた紗由理が思わず悲鳴をあげてしまった。


その悲鳴で初めてナイフを持ってる子が


記者会見に侵入しているのが判ったらしい。


他の記者の人達が覆いかぶさって、その子と私を引き離した。