あらすじ
ひとつなぎの大秘宝ワンピースを目指し、航海を続ける海賊団麦わらの一味。
偉大なる航路"新世界"を渡る荒々しい旅の合間、花見気分で盛り上がるルフィ達の前に流れ着いたひとりの漂流者。
放ってはおけず介抱した一味だが、目を覚ました男は元海軍大将"Z"だった。
やがて到着したZの仲間たち、彼らは自らをネオ海軍と名乗った。
2/1に見た3本目!!
これもめちゃくちゃ面白かったです!
原作が完結していないストーリー物のアニメ映画作品として最高の出来なのではないでしょうか。
前々作ストロングワールドでも制作に大きく関わった原作者尾田栄一郎氏が今回も、ということで。
ワンピース映画としても、普通のバトルアニメ映画としても素晴らしい出来になった今作だと思います。
原作者が関わっているだけあり、本編に無理のないストーリー、各キャラクターの行動原理など、昔からのファンでもひっかかるところがなく観れます。
さらに脚本には数々のヒット番組を抱える鈴木おさむ氏が選出され、盛り上がりどころを多段に含んだ構成となっており、話題性とそれに負けない中身の映画で本当に素晴らしい作品。
それがONE PIECE FILM Z。
ストロングワールドもなかなか良かったけど、今作は遥かに高くそれを飛び越えてきた印象です。
まず、アクションの迫力が凄まじい。
これは最近のアニメ映画では必須条件とも言えますが、わー作画頑張ってるなーという感想。
特に幾たび繰り返されるルフィとZの戦闘シーンなのですが、ハリウッドのSFアクション大作かと見紛うほどの激しい動きとそれを上下左右360°いろんな角度から映す画面。
アニメだからこそ出来る自由自在なカメラワーク。
カメラワークというのかわからないけど。
また、新世界に入ってそれぞれ強くなった一味の活躍どころもしっかり用意してるあたり、さすが原作ファンと公言する鈴木おさむ氏の脚本である。
中には序盤から、「え!?原作より先にこれ出していいの!?」というキャラや情報などがバンバン出てきて、サービス精神も非常に旺盛でした。
むしろ原作で今後出すとき、映画観てない人への対策をどう打つのだろうと心配になりました。
他にも良かった点として、ナミやロビンが無駄にエロい。
それはもう子供のときに観に行ってたら前のめりになって画面に食いつくだろうな、というほど。
や、大人になった今でもか。
それと、ブルックのギャグが全編に渡り冴えていたのも良かった点ですね。
普段わりと本気で寒かったりすることの多いブルックのギャグですが、今作はブルックのダジャレ含むいろんなところで大人でも笑えるようなポイントは多かったです。
盛り上がりどころたくさんあるバトルアニメとして非常によくできてますが、そういうギャグでしっかり笑いを取るあたりはさすが売れっ子バラエティ作家だなあと感心しました。
なんといってもワンピースの特徴である、「オッサンがかっこいい」という点がとても映えた作品になってると思います。
戦う相手のZにも信念があり、原作含む人気のある敵キャラクターから選んだとしても、本当にかっこいい敵役として上位に入るほどだと思います。
途中までワンピースのアニメ映画としてこれ以上ない出来、100点の映画だなと思って観ていましたが、唯一残念に思えた点が、結局最後はルフィが"急に"勝つところですかね。
戦いで発見した弱点をつくわけでもなく、信念と信念のぶつかり合いなので、それで"急に"というのは無粋かもしれませんが、それでもやはりあれだけの強敵を倒すのに、ひとつ理由は欲しかったです。
序盤から意味ありげに弱点にも見えなくないひとつの動作があったのですが、そこをつくなどしていたら納得もできたのですが。
ただこの、唯一の残念に感じた点というのは、この映画に限ることではなく、原作ワンピース全体そのものに言えることなので、やはりワンピース映画としてはこれ以上ない100点の出来なのかもしれません。
そこを改善してしまうと、バトル漫画としての原作をむしろ超えてしまうほどの完成度、といったところでしょうか。
とにかく、非常に面白く、あまりワンピース知らない人から大ファンまで、子供はもちろん一緒に観にいく大人も全員、しっかりきっちり楽しめる映画です。
とてもオススメ!