ぼくらの映画感想文 -11ページ目

ぼくらの映画感想文

映画も音楽も漫画も好きなので、夢追うフリーターとしてTSUTAYAでバイトしてます。
批評、評論、感想だったり映画を観たら人に話したいことって出来ると思うんですけど、話す相手がいないからここに書くことにしました。
お粗末さまですがよろしくお願いします。

あらすじ
様々なことに興味感心で知識もある少年パイはその性格から一度に数々の宗教を信仰していた。
やがてパイが恋も覚え青年になった頃、一家で経営していた動物園をまるごと移転するために、長い船旅へ出るのであったが、旅の途中大嵐に巻き込まれ遭難し、唯一生き残ったパイは、シマウマ、ハイエナ、オランウータン、トラと小舟で生活することになったのであった。

昨日観ましたー!
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 IMAX3D 字幕


いやーすごくよかった。
IMAXはついこの前ホビットで体験して以来、さっそくの二度目なのですが、この迫力を体感できるならあの値段も高くないです。
それはもう圧倒的な大画面で、よく言われてるように本当にその映画の世界に入り込んだかのような錯覚を味わえて、3Dの画面も明るく、それこそ驚くシーンでは思わず身をかがめちゃうなんてことも。
日本にあるIMAXはそれでも本場の物と比べると小さいらしいじゃないですか。
これ以上の迫力を体感できたら、爆発シーンとかで死んじゃうんじゃないかな。
とまあIMAX3Dそのものの迫力はもちろん、それを最大限に活かした神秘的な画の凄味や、ついにここまで来たかと思うほどリアルなCG。
今になって、昔はよくセガサターンのバーチャファイターとかで「すげえー」とか言ってたなと思う。

映画館で流れてたCMから受けてた印象は「すげえ綺麗な映像の映画だなあ」というだけの興味がほとんどで、その勢いだけで観に来たのだけど、観終わればただの綺麗な映像の映画じゃなかった。
もちろん映像は圧巻で先ほども述べた通り素晴らしい出来です。
それはもはやひとつのアトラクションというレベルまで来てると感じたほどなのだけど、この映画はそれだけではない、なにやらとても深みのある映画だった。
観る前までてっきりトラと漂流した200何日をどう生き延び、ときにハラハラドキドキ、最後はちょっとハートフル、な小さな子供も楽しめるようなお話かと思ってた僕は、この映画を観終わったあと、きっととてつもないアホな顔してました。
僕は教養も何もなく、知識も薄っぺらに生きてきた人間なうえ、まだまだ若輩者なので、漠然とした理解しか出来なかったけど、この映画の芯は宗教やら哲学やら何やらスケールのとても大きなところにあるのです。
その辺の内容は物語の核心にずいぶんと迫ってしまうので、ここではあまり詳しく語れませんが…というのは僕に知識も文才もないから語れないことからの逃げでもあるかな。

しかし、そんな僕でもこんなに楽しめたことからすると、ファンタジー極まれりな迫力満点映像だけで充分子供でも楽しめるのでしょう。
そのうえ、僕がもっと賢ければもっともっと楽しめる映画だったと思うと「いやまだ楽しくなる余地あるの!?」とびっくりです。

それと、先ほどから綺麗だ綺麗だと表現してきた画ですが、僕はそれ以上に恐怖も感じました。
動物や海の生き物たちの恐ろしさや気味悪さ、大自然の神秘的な空間の中に浮いて覚える孤独感や恐怖心。
変な話、作り物とわかりきってる映像で、お話も別にホラーではないのにこんなにも怖いだなんて、いままで味わったことなかった角度から突き刺さった感情かもしれません。

この映像は映画館で、さらに出来ればIMAX3Dで観て欲しいです。
小さな子供から大人まで、いろいろ楽しめる角度のある映画です。
深いこと考えるもよし、アホみたいに画面眺めるもよし、本当にオススメの映画ですのでぜひ映画館まで足をお運びになっていただきたい!

オチもなかなか考えさせられます。