毎月11日に更新して来た母の作品。
やはりこの日だけは綴っておきたくて更新することにしました。
和紙ちぎり絵しゅんこうの作品キット神戸異人館の「萌黄の館」です。
左は作品展の時、作品と一緒に写った母の写真で、ガレキから見つかりました。右はその作品をポストカードにしたものです。
母と一緒に写っていることでこの作品の大きさがわかると思います。
このサイズの作品がたくさんあったのですが全て津波に流されました。
この作品は特に母のお気に入りでポストカードにしてもらっていたので、私の手元に色鮮やかに残りました。
ガス燈が特に気に入っていたようです。
昔、友人と旅行でこの場所に行ったことがあります。
その写真も実家に置いたままだったので流されてしまいましたが、このポストカードを見るたびに母のことと友人との旅の思い出を思い出すことができます。
この布は私が若かりし頃、ブラウス作りにと母が私のために買ってくれた綿ローンの花柄の布です。
当時、私の好みではなかったため仕舞い込んでいました。
数年経ってから母に「この布でエプロン作ってあげるね!」なんて言ったままだった・・・「ごめんね」と謝りたい。
片付けの合間、布の整理をしながら、そんなことを思い出したり・・・
手持ちの布の中で一番古くても色あせもなく、綿ローンでリバティのような手触りの上質な布。昔と違い今になって可愛く見えてくるのは、当時の母の年齢ぐらいになってるからでしょうか(笑)
落ち着いたら何か形にしよう・・・。
ご覧いただきありがとうございます。
またしばらくお休みしますが、3月11日にはまた更新の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。