今日、ご紹介するのは、Paul Simon の Stranger To Stranger Deluxe Edition です。このアルバムではアメリカの現代音楽家 Harry Partch が唱える「43微分音階」に基づいた楽器を使って制作された楽曲が含まれているところが興味深いです。

通常、西洋音楽では1オクターブを12に分けている「平均律」に基づいている楽器で音楽は演奏され、制作されているのですが、Harry Partch はその平均律の不具合に気づき、1オクターブを43に分ける「43微分音階」を提唱し、楽器もそれに基づいたものに改造しました。その楽器を用いて彼独自の音楽を制作していました。それ故、このアルバムはどこか音の響きが普段耳にする音楽とは違っているように感じます(アジアやアフリカの音楽に近い雰囲気があります。)

 

昨日の高2英語の授業で扱ったテキスト(テキストの編集者は知人です。)に現代音楽家のJohn Cage の話が載っていたので、このアルバムを取り上げてみました。 昔、タモリ倶楽部でJohn Cage を取り上げた回があったので、懐かしい思いで読んでいました。Paul Simon は、年を重ねても音楽に対して意欲的なところが素晴らしいですね。

 

 

The Werewolf  / Paul Simon

 

 

 

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