■「内定への一言」バックナンバー編
「一日目はいやいやながらやった。
二日目は今日もやるぞ、と頑張った。
三日目は、やめるのが嫌になった」
英語で「Many pair of shoes are worn out between do and don't.」ということわざがあるそうです。
直訳すれば「やるとやらないの間で、多くの靴が履き捨てられる」で、意訳なら「迷いの間が一番のロス」というほどの意味でしょう。
どんなことでも、やる前から簡単なもの、やりやすいもの、楽しいものなど、ないと思った方が賢明です。
僕も今では、四ヶ国語が話せて財務諸表が読めたり、PCソフトが十三種類使えたり、企業情報や動向が分かるようになりましたが、初めは「面白そう!」という直感ばかりで、用語や仕組みはさっぱりでした。
しかし、何事も「やりかけた時」よりも、「面白そう!」と思った時の理解の方が、たとえ浅くとも正しいのです。なぜなら、面白いと思えたり、憧れたりできるのも、一つの大切な才能だからです。
FUNで二年前から言い続けていることですが、「認識⇒着手」は「性格と習慣の問題」で、「着手⇒達成」は要領や実力の問題。
どちらが大切かというと、性格に決まっています。これは意識しなければ直らず、繰り返すほど怠慢を覚えるからです。
要領や実力は、最初は失敗ばかりで手間がかかっても、繰り返すほど改善されます。だから、すぐに成果を確かめようとせず、まずはじっとこらえ、忍耐と継続を含めて、その行動が「楽しい」と思えるようになるのが、何よりの先決です。
仕事も、「自分に合った仕事」など、ありません。その楽しさを自分のものにできるよう、自分を変えれば、選択肢は飛躍的に増えるものです。
ぐっとこらえてみれば、最初は「やるのがきつい」と思っていたことでも、「やめるのがきつい」となります。こうなれば、勝ったも同然。自分を変えるのがいやで、先入観だけで選択肢を狭めては、もともと能力や知識に劣る若者ができる仕事は、ほとんどありません。
だから、知らないことや縁のなさそうなことでも、「関係ありそう」と思える想像力こそ、今は大事にすべきです。
若者は現実を知らない分、経験者が見えてしまうものも、見ずに済みます。これは大きなメリットです。
なぜなら、純粋に本質や感動を受け止めることができるから。僕もたくさん失敗しましたが、まず何より「やってやろう!」と思える性格を守り続けたことは、要領や知識に勝る財産だったと、自信を持って言えます。
あなたは今、靴を履き古していませんか?靴を履き古すのは、「着手⇒達成」の段階ですよ。今月から心機一転、自分のすごさにびっくりしましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
ただ今、教育・学校部門43位、就職・アルバイト部門27位です。
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