■「内定への一言」バックナンバー編
「今いる場所で努力できない者は、場所を変えても成功しない」
何かをやろうと、どこかを選ぶ。しかし、なかなか集中できないうちに当初の目標を忘れ、惰性に浸り始める…誰もが経験したことがある「もどかしさ」に対する答えの出し方は二つあります。
一つは、初心に返って集中すること。もう一つは、やめて別のことをやること、です。
どちらがうまくいくかと言えば、前者です。やろうと思ったことに一応の納得を得る前に別のことを始めても、それは単なる現実逃避で、次も同じ繰り返しになるのは最初から見えています。
やり始めて、やり続けて、事の本質と同時に改善点が見えてきたら、その時初めて、次のことに移ればうまくいきます。
しかし人の意志は弱く、ダラダラと時間を潰して事がうまく運ばない時に、「自分がダメだ」とはなかなか思えないもの。「ここにいるからダメだ」、「この環境だからダメだ」といつしか問題の本質をすり替え、何も達成しないままに、着手の経験だけが履歴書に書き込まれてゆく…。
今いる場所にどんな不満があろうと、そこで本気になれない人間に、さらに条件の整った次の環境を生かすことなど不可能です。
このことを企業はよく分かっているので、社会人面接で一○○%不採用なのは、「前の会社や仕事の悪口を言い、大学の専攻に言い訳をする」人です。
「悪いのは会社や大学じゃなくてお前だ。時間のムダだからさっさと帰れ」と、自己PRは即ゴミ箱行き。当然ですね。立場を変えれば分かります。
大学生でも一緒でしょう。「私は文学部だから」と言う人は、どの学部に入っても使い物にならないものです。
なぜかと言えば、文学の勉強を本気でやった人は、自分が同意できる夢を見つけているからです。
同様に「私は高卒だから」と言う人も一緒です。頑張りやすい環境で頑張ったことよりも、むしろ自分への不利を感じ、逆境と思えるような環境でどのような努力をしたかに、その人の人柄が表れます。
だから僕も、友人や知人が仕事や会社を替えたりして、「今度は頑張るよ」と言ってきても、「結果出してから連絡くれ」と、取り合わないことにしています。続けていない夢を応援するほどヒマではありません。
どんな人も「今・ここ・自分」の制約から逃れるのは不可能だからこそ、自分の持ち場でどれだけチャレンジしたかが重要。日本で本気になれない人間は、留学しようが資格があろうが敵ではなく、自分を変えた者のみが勝ちます。
自分の本気を試してくれると思えば、不利と思える今の環境ほど、宝物です。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
ただ今、教育・学校部門43位、就職・アルバイト部門27位です。
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