■「内定への一言」バックナンバー編
「成功者とは、うまくいった人ではなく、やめなかった人である」
誰しも何かをやる時は「成功したい」と思います。これは大変重要な心掛けです。「成功する」と動詞を用いていることからも分かるように、成功とは「動作や能力によるものだ」と錯覚してしまいがちですが、本当のところはどうなんでしょうか。
実は、「成功とは動作だ」と思うこと自体が、「能力や技術が重要だ」と連想してしまう罠です。「成功」とは動作より「状態」を指す言葉であり、その本質は、実は「やめない」こと。
つまり、突出した才能や並外れた行動が成功の要因なのではなく、「状態の持続」こそ、目指す将来に自分を運んでくれる要素です。
つまり、「その時になったら頑張るぞ!」ではなく、「今の自分が、未来の自分」だと認識すること。
人間は、期限まで持続した自分以外のものにはなれません。今、優柔不断な人は、十分後も優柔不断です。今集中できる人は、明日は新しい夢を追っています。「今」の自分を「明日」に連れていけば(持続させれば)、誰でも成功できるのです。正しく言えば、「成功している」のです。
成功とは、外的な行動ではなく、内的な心的態度にほかならないと、ぜひ自覚してほしいです。
そして、「何かをやろう」と思い、時間と労力の対象を正しく認識したいなら、自分が今から取る行動を正確に説明する言葉は、「成功したい!」ではなく「やめないぞ!」です。やめなければ、夢があっちから近付いてきます。それはもう、自動的と言ってよいほど確実です。
成功とは行動ではなく、状態の持続。必要な行動は「やめないこと」です。これから何かをやろうと思ったら「さぁ、うまくいくように頑張るぞ!」ではなく、「うまくいくまでやめないぞ!」と自分を励ますようにしましょう。分かりやすい上に、効果は絶大ですよ。