◆「内定への一言」バックナンバー編
「決断力がある人は、先に結果を決めている人だ」
こんにちは。昨日は一気に4人もの方の入部ラッシュに、今年のFUNの間違いない躍進を感じて喜びいっぱいの小島です。久留米大1年のIさんも、毎週新しい先輩が増えて本当に嬉しそうです。
西南3年のH山君、女子大3年のF津さん、筑女2年のH川さん、H田さん、これからは「自分のすごさにたまげてしまった」と言える時間を一緒に過ごしていきましょう。
九大2年のM川君、男子部員が増えて本当によかったですね。でも、初年度は安田君を除いて、「23人中22人」が女子大生だったんですよ。もっとも、就活コースでは、九大2年のT中君が今もこれと似た状態で毎週つつかれてますが…。
また、社会人としてFUNゼミに参加されたOさん、本当にありがとうございました。
「土曜の朝からやる気爆発!」の学生たちと触れ合って、お互いに充実した時間を過ごされたようで、見ていて嬉しかったです。
それにしても…これはもう、西南会館では、開催場所がなくなるのでは?中央市民センターも狭くなりつつあるし、次はアクロスか国際会議場でしょうか。とにかく、大きな夢を持って小さな行動を大事にしていきたいものですね。
本題に入る前にもう一つ嬉しいのは、久留米大学4年のY君が、毎日友達や後輩を応援しているという話を聞かせてくれることです。メルマガを紹介してくれるのはもちろん、少しでも友達にチャンスを届けようと、色んなことを教えてくれます。
業界ゼミも、なぜか3年生より4年生の方が多い勉強会になりましたが、理由を聞いてみると、「取引先をよく知りたいから」、「後輩を応援したいから」と、感心せずにはいられない動機ばかりです。
Y君も、みんなの前でどんどん発言する学生さんではありませんが、心中深く秘めた熱い気持ちは同じで、その真剣な参加姿勢や、日々「今日も何かを掴むぞ」と学ぶ態度を見ていると、将来の成長を確信せずにはおれません。素晴らしい先輩ですね。
さて、昨日の『タイムマネジメント塾①』は、今までの講座とは違うテーマを題材にしたせいか、マネー塾やスピーチ塾とは違った形の反響が得られ、楽しい講座になりそうだと感じました。
あの中で、「決断力をつけるには、どうしたらいいか」という話を少しだけしましたが、今日はそれについて、ちょっと付け加えておきましょう。
決断力とは、「決断する力」、つまり「思い切る潔さ」や「楽天的な考え方」が支えると思われがちですが、ただ「やるぞ」と思うだけなら、誰でもできます。
昨日も言いましたが、全ての能力は「動機」ではなく「結果」から測定・定義されねば、次の発揮はおぼつきません。
動機や過程から見れば、「何もせずブラブラと時間を持て余している人」や、「自分には認められない行動で時間を使っている人」が「ヒマ人」だと思いがちです。
しかし、「結果」から見れば、「結果を出せない人」がヒマ人です。たとえ忙しく立ち回っていようが、必死に作業に取り組んでいようが、肝心のことから逃げ、結局は中断してしまえば、それも「ヒマ人」です。
「結果が出なかった」ということは、「大事なことだけ、やらなかった」という証拠であり、それは「目標と関係ある決断だけ、逃げた」という証拠でもあります。
関係ないことばかりやるから、体だけ忙しくなるわけですが、別に毎時間バタバタ頑張っていようが、それを「行動力」と言う必要はありません。
目標と関係ない行動は、全て「ヒマ潰し」に過ぎないからです。人間、人にはどう説明していようと、心の中では、今自分がやっていることがプラスなのかマイナスなのか、よく分かっているものです。
ということで、「決断力」とは、目指す結果との関連性を想像し、行動に移す力のことです。
「望む結果が出た」ということは、「結果に関係ある行動を積み重ねた」ということであり、それは「結果と関係ある行動を想像した」ということです。
従って、決断力が発揮されるか否かは、「先に結果を決めているか」が大事な要因になるのがよく分かります。
昨日は決断力の発揮過程を、身近な「横断歩道」を使ってご説明しました。毎年、同じ例え話です。
例えば、天神の「天神コア前」の横断歩道は、福岡県民であれば、月に何度かは、必ず使う横断歩道でしょう。
九州で一番「路線価」が高い道路に設置された横断歩道だけに、あそこを通っていると、思いがけない「懐かしい出会い」に出くわすことがあります。
Aさんがある日、その横断歩道を渡ろうとしていました。目指すは「ジュンク堂」です。
そこに、あちらから歩いてくる人の顔を見て、「どこかで見たような…う~ん、誰だっけ…?」と思いながら近付いてみると…。
なんと、それは小学生の頃仲の良かった、Bさんでした。
「ねえねえ、Bじゃない?私、Aだけど、分かる?」
「…あ~!Aちゃん!懐かしいね!今何してるの?」
「え、今ね、大学行ってるよ。今年シューカツなんだけどね」
こんな話に熱中しているうちに、信号は赤に変わってしまい、二人は「クラクション鳴らされまくり」に。
「ププーッ!」という音を聞いて、「やばい!渡らなきゃ」と走り、なんとか「向こう岸」である天神コア側に渡りました。
もしここで、AさんかBさんが、「私は横断歩道を渡ろうとしていたのだ」という目標を忘れていなければ、懐かしい再会の喜びはさておき、「まず渡ろう」と先に渡ったことでしょう。
「渡る」という目標の過程で起こった「再会」という予想外の出来事に対しても、「渡る」という目標を忘れなければ、「友達を連れてどちらかの歩道に移動する」という決断ができたはずです。
しかし、人の行動は「目標を忘れた時点」からずれていくもの。これは、日常ありがちな「再会」ですから、そこまでストイックに考える必要はありませんが、人生の課題となると、「出会った瞬間に目標を忘れる」というミスを繰り返す人が少なくありません。
学生さんは「どの業界に行く」とか「どの職種を志望する」という形式的な目標には大変こだわりますが、「どんな人になる」という最も大事な目標に関しては、全く話題に上りません。
夢を叶えるのは、どんな業界に行くかとか、どんな職種に就くかではなく、どんな人間になるかによって可能になるのに、最も大事な目標だけは、最初から存在していない場合が多いようです。
だから、業界や会社ばかりを比較し、その選択が自分の一生を決定的に分けてしまうと過剰な不安を持つのでしょう。
例えば、「私は30歳までにグローバルな人脈と、5ヶ国語を操る語学力と、どんな会社でも黒字に変える会計センス、コンサルティング能力を持った人材になる」とでも決めておけばいいのです。
あとは、あちらから降りかかってくる情報が、どれだけ自分の夢と関係あるかを判定しながら、さっさと振り分けていけばいいでしょう。
目標を先に決めていない人は、「なんとなく」とか「一応」といった決め方しかできないため、たとえその選択肢を受け入れても、自信をもって行動を進めることができず、中断したりすれば、「最初からそう思っていた」などと言い訳をするものです。
じゃあ、その「先見性」を生かして、その時にやめておけばよかったのに。
いつも心に「目指す自分」を描いていない人は、何も決断できず、何も達成できないものです。要するに、20代の全ての時間は、「色々やった」かもしれませんが、結局は全てが「ヒマ」だったということです。
渡部昇一さんが、ある本の中で「人は必ず年を取るのだから、老いて暗いのは人生が失敗だったということである」と言っているのを見て、その通りだなあと感じました。
学生なら、「学生は必ず学年が上がって卒業するのだから、就活や卒業を迎えて暗いのは、学生時代が失敗だったということである」と置き換えられるでしょう。
要するに、「その場で楽しいこと」はいくらかやったかもしれないし、宴会もコンパも旅行もそこそこ楽しんだかもしれませんが、「将来のために重要なこと」をやらなければ、それは数百万円をつぎ込んだ「壮大なヒマ」であるに過ぎません。
目指す自分を決めておけば、学生時代にも十分な「成長できる体験」が起こるものです。目指す自分を決めていない人からは、目標を持った人が「運がいい人」に見えますが、そうではありません。
目標を決めていない人には、目の前にあるチャンスが見えず、何ら価値ある行動ができないだけです。要するに、目標がない人には「決断」、そして「成長」が存在しないということです。
就活中、いろいろと迷うことも多いでしょう。しかしその時は、迷っている人には絶対相談しないことです。それよりも、「どういう人になりたくて取った行動なのか」という初心を思い出して決断しましょう。
「本当にそうなるだろうか」と対象を疑うのではなく、そうすると思って決断、行動すれば必ずそうなるのですから、信頼や疑念はあくまで自分に対して持ち、そうして不足や過剰な期待を取りはらい、対象を正確に見つめるべきです。
でなければ、人や環境のせいにする理屈ばかり発達して、肝心の想像力や決断力は一向に育たず、貴重な時間を無駄にしてしまいかねません。
大事なのは、現状や今の能力がどうであるかを無視して、まずは将来を描くことです。その夢から逆算した計画を一日一日、たゆまず実践していけば、必ず十分な能力が自分の中から引き出され、そうして目標も必ず達成されます。
「決断力が欲しければ、目標をしっかり定めること」が重要ですよ。
「過去が未来を作るのではなく、未来が過去を作る」というCNN創業者・テッド・ターナーの言葉は、この意味でも真実を語っているいい言葉です。
皆さんが「自己分析」などで振り返る過去は、皆さんの「未来」が作ったものです。ならばこれからの「過去」も、今描いている「未来」が作るということ。しっかりと目標を決め、貴重な決断を重ねていきましょう。