■「内定への一言」バックナンバー編
「外国語学習にマイナスなし」
おはようございます。昨日は久々の同時通訳を楽しんだ小島です。
就活コースにも新しい学生さんが来られていたのに、あまりお話できなくてすみませんでした。
昨日は、第②期FUN韓国語塾に参加し、今はソウルの梨花女子大学に留学している西南2年(当時)のSさんの紹介でいらした金さんに日本の学生の様子などを説明しており、ほとんど付きっ切りの状態でした。
それにしても、あれほど長時間の同時通訳をやったのは、JICAの「日韓教育研修合宿」以来(1997年・at富士山)でした。
当時は韓流ブームなどもなく、韓国語が話せる若者が少なかったので、外務省に勤める同級生の紹介で通訳を担当したのですが、同時通訳とは、自然に聞こえるものにしようとすればするほど、実に労力を要する仕事だと感じたものです。
まあ、日給は「お役所仕事」だったためか、日当6万円ということで、僕の生まれた横浜の町の観光旅行代に使いましたが…。
そもそも、昨日の突然の出来事は、ソウルで学ぶSさんから「アンニョンハセヨ!韓国に派遣中のSです」というメールが来て、ちょっとやり取りしていたら…。
数日後(おととい)に「明日福岡に友達が旅行に行くんですが、よかったら案内してもらえませんか?」との連絡が来たことから始まりました。
突然の連絡でなんとか日程を調整し、昨日のお昼に天神で待ち合わせ、それから3時までITや韓国経済、日本の産業、最近の日韓関係などについて語り合っていたら、「就職と雇用」の話題で盛り上がり…。
「じゃあ、僕が応援しているサークルがあるから、遊びに来てみませんか?」と夕方再度待ち合わせ、Sさんと僕の母校でもある西南大で開かれている「FUN就活コース」に出席したわけでした。
ということで、昨日は昼から夜まで韓国語の同時通訳漬けの一日になり、特に中国からの留学生・Tさんと金さんの通訳は「漢字と言語」、「経済や産業」が話題で、中韓の視点から様々な質問が飛び交い、短時間でしたがやっていて楽しいものでした。
それにしても、Tさんも本当にノリが良く、「ぺゴパ~(おなかすいた)」の発音が面白かったようで、ハングルの仕組みがかわいいと大変興味を持たれたようでした。
僕も日頃は「経営者と求職者」の間の同時通訳(?)をやっていますが、外国語でやるのもやっぱり楽しいものだと、これからは中国語も勉強しようと思っているところです。
韓国語を話していると、韓国人からも日本人からも「留学していたのか?」と聞かれますが、僕の韓国語は全くの「独学」です。旅行は15回行ったことがありますが、留学経験はありません。
他に同時通訳経験がある英語、マレー語、インドネシア語については、海外勤務時代に何度も実地訓練をする機会があったので、もちろん当地で学ぶ以上の手段はないと思いますが、別に日本にいても勉強はできます。
ちなみに、スピーキングとリスニングに関して言えば、同時通訳や語学学習のことを知りたいと思ったら、「歴史を変えた誤訳」(鳥飼玖美子/新潮OH!文庫)を読まれると参考になりますよ。
女子大英文3年のT地さんには、既に去年のブックオフツアーでご紹介した本です。
さて今日は、外国語学習について学生さんから受ける質問をいくつかまとめ、お答えしようと思います。
①留学しないと外国語は学べないのか?
■半分はそうだと思いますが、僕はまず、僕も学生時代にそうしたように、福岡にいる留学生をつかまえて集中的にその国の言語で話す環境を作るのが一番だと思います。
留学生はもちろん、「日本語で話したい」と言いますが、自分の国の言語を学ぼうとしてくれる日本人を見て嬉しくない人はいないので、すごく優しく教えてくれるものです。
どっちにしろ、日本で外国人に話しかけるのを恥ずかしがる人は、外国に行っても同じ態度を取る傾向があるし、日本人ばかりで固まるので、「今いる場所で最高の努力をする」という習慣を確立させておくのは、どこにいようが、いつであろうが重要なことです。
あとは、留学などの長期滞在の余裕がない方は、その国に旅行するなどして語感を確かめたり、現地事情に触れたりすれば、帰国しても留学と変わらない学びを続けることは十分可能です。
僕もよくアメリカ、韓国、マレーシアの新聞などをネットで読んでいるし、時間が空けばよく外国語のテープを頭から流しっぱなしにしています。
お金をかけなくても、アイデアと習慣さえあれば、驚くほどの低コストで異国の空間を創造できるので、安易に留学に頼らずとも、まずは居場所で小さな改善をやってみてはどうでしょうか。意欲とはそういうものです。
②どういう学び方をすれば一番伸びるか?
■これは、FUN韓国語塾を受講された50人の方は実感されたことでしょうが、最初は「広く浅く」ではなく、「狭く深く」を絶対にオススメします。単語なども覚えず、徹底的に文法を極めるのです。
僕は市販の語学のテキストが、「あいさつ⇒自己紹介⇒お国紹介」といった「人間関係の発展段階」に基づいて編集されているのを、非常に奇妙に感じます。
だから、大半の日本人は「レッスン3」くらいで投げ出して、あいさつか自己紹介しかできないままで終わっているのではないか、と思うほどです。
大体、「私は日本人です」なんて、見れば分かるし、「だから何?」って感じです。あいさつは大事ですが、それ以上に大事なのは、「その言語の奥深さ」、「面白さ」、「日本語との楽しい差」を感じて、その後の学習に続く興味を喚起することです。
ですから、韓国語塾では、最初の2回でハングルを複合母音、パッチムまで強制的に学習し、3回目からは読みが曖昧なままでも、助詞、指示語、人称、語形変化…と進めていきます。
その速さは受講した誰もが驚くほどで、たとえば「大学で1年かけて学んだ韓国語」の量は、なんとわずか4~5回で終わるほどです。時間にしていえば、わずか「2週間」です。
どの課も、それまでに学んだ知識や文法を最大限に動員しなければ吸収できないように編集しているので、学習には必然的に予習と復習が伴い、なんと、わずか3週間で簡単な作文ができ、1ヶ月半もたてば、「エントリーシート」と同様のレベルの韓国語作文が可能になります。
大半の人は「信じられない」と言いますが、一番「信じられない」と言うのは当の受講者の学生さんで、「読めてる…!」、「分かる箇所がいつの間にか増えてる…」という感想は、毎回のように耳にすることです。
それは、前半では語彙の増加や会話表現などはやらず、徹底して「変動(変化)が伴う内容」に集中して反復練習するからです。
どの言語にも共通しているのは、「変動は時制や修飾によって起こる」ということで、つまり、動詞と形容詞の変化が理解の基本になるということです。
名詞や助詞(前置詞)は変化せず、見ていれば覚えるものですから、「動く要素」を徹底的に突き止め、その変身のプロセスと法則を理解すれば、なんと、「知らない単語でも類推で理解できる」という作用が働くようになります。
語学にはもちろん「記憶力」が必要ですが、最初から記憶に頼るのは、実に能がないやり方だと言うほかありません。大事なのは「記憶の受け皿」を作ることであり、それがなければ記憶は促進されないからです。
ですから、僕はどの言語を教える時でも、もし相手が本気であれば、どれだけ「先を教えて」と言われようが、最初は絶対に妥協せず、基本を忠実に反復して教えることにしています。
そのため、たとえば韓国語塾では、4週間で一つの動詞・形容詞を「30種類」、8週間で「80種類」にも変化させられるようになります。
このような学習方法の特徴は、「後になるほど簡単になる」、「進むほど記憶力が高まる」、「完全に忘れることがなくなる」ということで、要するに「記憶」ではなく「理解」を重視すれば、日本でどれだけ英語の点数が悪い人でも、語学は上達するのです。
私見によれば、語学学校などに1円も支払った経験がないまま同時通訳レベルで4ヶ国語、日常会話レベルで別の5ヶ国語を習得できたのは、僕が「語学学校など存在しなかった時代に外国語を極めた天才」の方法をよく学んだからだと思っています。
語学学校は、その性質と事情により、生徒があまり速く習得しては収益が下がるので、わざと時間がかかる教え方をしているのではないか、と感じます。邪推ではなく。
もし僕が会計や営業、コンピュータ、編集などのスキルがなく、語学で食っていくしかない仕事をしていれば、やはり同様に、「前後の関連性がなく、むやみに時間ばかりかかって要領が悪い学習方法」に基づいたテキストを編集するかもしれません。
しかし…。
僕の外国語教育は「趣味のまた趣味」であり、韓国語塾に関していえば、「1時間500円」の上に、「年間何回受けてもタダ」ということですから、わずか1年間でアシスタントになった女子大2年のNさんなどは、「1時間100円」のレベルになるほど反復しているのではないでしょうか。
しかも、当初(第①期)は「1時間200円」でした。
誇張でも何でもなく、僕は語学学習はお金をかけるものではないと思っており、僕は毎日寝ていても数万円が入ってくる「経営者」なので、語学で儲ける必要など全くありません。
ただ、「週1で半年」ではムラとムダとムリの「三ム」が多くなり、受講者の方にスリリングな成長の手応えが約束できないので、「週2で3ヶ月」にしているだけのことです。
ある人からは「そんな値段で教えられたらウチが潰れてしまう」と言われましたが、頭を使わない人間が倒産するのは当然のことですから、ぜひ外国語を覚えた頭脳を使って、経営の方も上手にやってほしいと願うばかりです。
今はネットやCDロム、DVDなど、媒体の質・量ともに僕が学習していた頃とは格段の差が見られますが、その分、学習者は頭を怠けさせてて、非常に要領が悪いなあというのが僕の実感です。
学習者の自信は「短期間で、超低価格で、他の人より格段に高い成果」という「結果」によって得られるので、僕は自分がそれを得た方法をさらに効率的に組織化し、まとめて提供しているのです。
言語というものは、その国で教育レベルや生活レベルがどのような状態にある人であれ、極端に言えば反社会的な人々や貧困層の人であれ、巧まずして習得するものです。
人間であれば、誰でも自然に覚えるものです。だからこそ、僕は子供のように学び、大人の知識を外国語に翻訳していくのが、最初は遠回りでも、後になればかえって近道だと確信しています。
人間が言語を覚えていく自然な段階に即して順番を組み立てれば、大人の方が絶対に子供より速く、深い理解に到達します。
語学と会計は似ているもので、会計では「資産」と「負債」の変動法則、変動パターンを徹底的に学んでいけば、あらゆる経営状態を類推で予測、分析できるようになり、新知識や新事態も基礎から対応できるようになります。
語学もこれと同じで、韓国語塾は、頭の中に「日韓対応バランスシート」を作成していくような学習方法ですから、学習速度は速く、結果も出るわけです。
もちろん、毎回休まずに出席すればの話ですよ。
③語学を生かした仕事をするには、どうしたらいいのか?
■それは簡単で、「語学以外の分野」で力を付けることです。数日前のメルマガで「英語が得意な国は貧しい」という事実を紹介しましたが、あれと同じで、語学だけできても、会計や営業を知らねば、原始的・直接的な仕事しかできません。
例えば、僕が韓国語の通訳や英語の翻訳で過去に数百万円を稼いだのは、韓国語力や英語力以上に、韓国の産業構造や近現代史、文化などや、産業技術や通信技術の基本的な仕組みを理解しているからです。
表面的には「語学」だけが仕事をしているように見えますが、実は大事なのは実務知識や教養であり、それがなければタダの「言葉の交通整理」としての通訳・翻訳をやるしかなく、語学によって新分野を開拓していく「コンサルティング」や「語学を生かした仕事」などは不可能でしょう。
アメリカのマフィアも英語を話せます。中国のヤクザも中国語を話せます。韓国のヤクザも韓国語を話せます。マレーシアの貧民もマレー語を話せます。
しかし、生活レベルは低く、社会的信用も低く、職業選択や未来の可能性は狭いのは、どうしてでしょうか。
それは、コミュニケーションに「思考」が伴わないからではないでしょうか。ですから、語学以上に大事なのは、もしそれを仕事に生かそうと思えば、至って基礎的な実務知識です。
だから僕は、FUNでやっているレベルの講義も、全て英語や韓国語で行うことができます。韓国やアメリカの学生からその国の言葉で質問があれば、その国の言語によって回答することができます。
語学は「表現の最終段階」でもあるわけですから、やはり、外国語を生かして働きたいという方は、会計や営業をしっかりと学んでおくことを、経験からも、絶対に推薦します。
ということで、わが「企業取材サークルFUN」は、名称は「取材」を冠していても、実質は「会計・営業・ビジネス・起業・コンピュータ・語学」のエキスパート集団を作る「ビジネススクール」なのであり、「取材」は自分の成長を確かめ、かつ自分の課題を実感するための修行のような営みです。
僕は気前がいい人間だし、自分が持っている知識は全て学校以外、つまり「実社会の実戦」で獲得したものですから、それを「月600円」か、それ以外の「1時間200円」の外部講座で学生にばらまいているだけです。
よく「FUNでは学校で学べないことを学べる」と言われますが、それは僕が学校では「寝たきり少年」で大学を中退し、早いうちから働いてきたから、当然のことです。
卒業生からは、「社会に出て、どれだけ実務で役立つことをFUNで学べたか、よく実感できた」と言われますが、それまた当然のことです。だって、僕は学校の先生ではなく、実務重視の経営者だからです。
「就職」なんてレベルの低い目標で学生と付き合うことは、僕の価値観では「犯罪」であり、それは若者の可能性を冒涜するに等しい行為です。
僕は学生さんが、社会に出て仕事を楽しみ、社内で信頼と期待を集め、みんなからの人気と応援の中で成功し、夢を実現していける裏付けとなる知識やノウハウを教えているのであって、その最も初歩的な通過点に「就職」が存在しているだけのことです。
大学を出ていない僕でもこれくらいのことができたわけですから、大学にいる学生さんは、本気になれば、僕以上のことだっていくらでもできるわけです。
まあ、「本気になれば」ですけどね…。
本気じゃなければ、どこの大学に行こうが、不安と後悔の中で「失業式」を迎えるだけです。
愚か者と怠け者は、場所と手段を変えれば成功すると思っていますが、その考えこそ「貧乏哲学第一箇条」です。変えるのは「心構え」でなくてはなりません。
既に停年退職した僕は、余生を一人でも多くの「諦めかかっている若者」や「チャンスを求めている若者」の応援に投じ、「社長工場」を通じて福岡をアジアを代表する「挑戦と創業の町」にしたいと思っています。
ということで、自分の気迫を高め、何か歯応えのある達成感を得たいと思ったら、武道や楽器に加え、語学学習ほどそれにふさわしいものはないでしょう。
だってそれらは、永遠に終わりがなく、いつまでも「確認と創造」の両立が可能な分野だからです。人間、こういう「無限の目標」を持っておかないと、すぐに調子に乗って慢心するものですから、語学はその意味でも、「いつでも懐かしく、かつ新しい」という趣味と実益を兼ねた勉強です。
さらに素晴らしいのは、「外国語学習にマイナスなし」ということで、誰もが最初は「ゼロ」という点です。つまり、「何を学んでもプラス」というのは、とても素晴らしいことだ、という意味です。
「プラスしかない」!
これって、すごいことじゃありませんか?
あまりに人生に疲れて、「やればできる」とか「全てプラス」という考えを「そんなのは分かってるんだよ!」とか「それはきれいごと」などと言い始めたら、人はもう終わりです。
アインシュタインが「科学者にとって最も大事なことは、驚くことである」と言ったように、当たり前の平凡な事実を素直に受け止め、「すごい!」と思える自分がいてこそ、初めて何事かを成し得るものです。
その「すごい!」を実感したい方は、3月から始まる「第⑤期韓国語塾」にいらしてみてはどうでしょうか。別に、今の「第④期」に見学に来ても構いませんが…。
1年間FUNで勉強すれば、昨日やったような「同時通訳」のレベルまで上達することは、簡単に約束できることです。
なぜって、僕はFUNで学生と約束したことで、実行・実現させなかったことは、未だに一つもないからです。
これからも、「自分のすごさ」に驚ける学生時代を楽しみましょう。