■「内定への一言」バックナンバー編

「大切な作業ほど、予定ではなく習慣にしてしまおう」



おはようございます。この後、FUNゼミの前に大濠公園を散歩しに行く小島です。

昨日は「しごとサポートセンター」さん主催のイベントで大月さんが講演を行ったそうで、詳しいことはあまり聞いていませんが、MCに就職相談に活躍したそうですね。

今年はFUNへの提携依頼や問合せがとにかく多く、学園祭が終わったら例年以上に多い数の学生さんたちがFUNの門を叩くのではないか、と予想しています。


そんな中、僕は最初からいる唯一の社会人として学生さんと接してきたわけですが、最近は大月さんはじめ数人の方から「先生が合ってますよね」と言ってもらえて、新しい自分の可能性を発見したような気持ちです。

別に大学を出ているわけでもないし、教職課程を履修したわけでもないのですが、生来の勉強好きと仕事好き、世話好きに加え、昼寝と宴会が大嫌いという性格があいまって、この3年数ヶ月でFUNで作ってきたレジュメや資料は1,500枚を超えてしまいました。

ペースで計算すると、「7日で10枚」の資料を3年間、一週間も休まず続けてきた計算になります。


昨日本の整理のついでに資料を重ねたら、電話帳2冊分くらいあって、自分でもちょっと驚いてしまいました。

今はこれらの中から特に人気の高かったものを再編集して、20タイトル・140講義の講座として2007年3月までに全てをオンライン化・教材化しようと頑張っています。

だって、僕の本職は先生ではないので…。それに、先生は別に学校だけじゃなくてもできる仕事です。


それに、僕は2年ほど前に当初の予定より早く、働かなくても一生生活していけるだけの収入基盤ができたので、最近は学生さんとの勉強の方に熱心になって、毎日文献を買いあさっては、読みふけっています。

最近の野望は、大学に行けなかった若者、大学で不完全燃焼の若者、大学で学びたいことが学べなかった若者が、①歴史、②経済、③職業の三分野で、どんな状態で訪れても最高の状態になれるような教材を作ろう、という夢です。

僕は来月で31歳ですが、身体共に満足に動くのは、あと30年くらいでしょう。そのうち3分の1は睡眠か食事、3分の1は仕事や家庭ということで、残る3分の1、つまり10年くらいしか、この人生で自由に使える時間はないわけです。


この10年に大量の有能なスタッフを動員し、実際は数千年に匹敵する時間を作り出して大事業をやれば、僕も笑顔であの世に行けるだろうと考えているのですが、それにしても10年とは短い時間です。

そんな短時間で、何か価値ある仕事をこの国に残していけるのだろうかと考えてきた結果、①人の下では働かない、②30歳までに経済基盤を完全に確立する、③自分より若い人の育成に時間を捧げる、の三点が大切だと悟り、ようやく全てを達成しました。

そういうこともあって、このFUNという素晴らしいサークルを、もっともっと多くの若者がチャンスを得られる場にしようと、僕が毎週預かっているFUNゼミの中の「1時間」と、外部講座の数時間でやるべきことを、最近は色々と考えています。


僕は社会人なのでサークルの運営にはタッチしていませんが、発足前から小話担当なので、この役割については有り難く実行していきたい気持ちは変わりません。

ということで、ここ2~3週間で、新たに2007~2008年でやっていく講義の素案を書き出し、分野別に整理してみました。これから入部を考えている方や、いつか見学に来てみたいと思っている方は参考にされて下さい。

そのリストとは…。( )内は予定している回数です。


Ⅰ業種研究・・・世の中のあらゆる業種の本質と魅力を詳しく解説。

☆分類①
■広告ゼミ(3) ■出版ゼミ(2) ■ITゼミ(3) ■コンサルゼミ(2) 

■法人取引ゼミ(3) ■通信ゼミ(2)

☆分類②
■証券・先物取引ゼミ(3) ■銀行ゼミ(3) ■生保・損保ゼミ(3) 

■リースゼミ(3) ■VC・事業者金融ゼミ(2) ■監査法人ゼミ(2)

☆分類③
■流通・小売りゼミ(3) ■商社ゼミ(3) ■不動産・REITゼミ(3) 

■建設ゼミ(2) ■運輸・運送ゼミ(2) ■資源・エネルギーゼミ(3) 

■住宅ゼミ(2) ■介護・福祉ゼミ(2) ■資格・専門家ゼミ(3)

☆分類④
■自動車ゼミ(2) ■家電ゼミ(3) ■重工業ゼミ(2) ■化学ゼミ(2) 

■繊維ゼミ(2) ■アパレルゼミ(2) ■半導体ゼミ(2) ■光学ゼミ(2) 

■精密機械ゼミ(2) ■医療ゼミ(2) ■製薬ゼミ(2) ■食品ゼミ(2) 

■農業・バイオゼミ(2)

☆分類⑤
■外食・娯楽ゼミ(2) ■人材・派遣ゼミ(2) ■教育ゼミ(2) ■FCゼミ(2) ■ソフトゼミ(3)



Ⅱ職種研究・・・企業内の様々な職種の本質的業務と魅力を解説。

☆分類①
◆営業・販売(3) ◆企画(2) ◆マーケ・調査(2) ◆広告・広報(2) 

◆管理(2) 

☆分類②
◆人事・労務(2) ◆財務・税務・経理(3) ◆事務(2) ◆特許・法務(2) 

◆研究・開発(2)


Ⅲその他の講義・・・主に外部講座で2年くらいかけて行う予定。

☆分類①・・・これまでの講義の続編と新たなスキルアップ対策

◆リーダー塾Ⅱ(4) ◆マネー塾Ⅱ(6) ◆スピーチ塾Ⅱ(4) ◆営業塾Ⅱ(4) ◆広告塾(4) ◆企画塾(4) ◆パソコン塾(8) ◆DTP塾(4)

☆分類②・・・個人的に興味がある教養分野を名著で読む集まり

◆中国古典勉強会(10) ◆経済思想勉強会(8) ◆経営思想勉強会(8) ◆社会問題研究会(8) ◆社会思想史勉強会(4) ◆郷土史勉強会(12) ◆文明批評名作輪読会(8) ◆群集心理研究会(8)

☆分類③・・・興味があるが文献の量に読書が追いついていない分野

◆戦争研究会(12) ◆外交研究会(8) ◆東南アジア史勉強会(6) 

◆韓国史勉強会(4) ◆中国史勉強会(6) ◆江戸古典勉強会(10) 

◆明治古典勉強会(8) ◆平安古典勉強会(6) ◆戦国古典勉強会(6) 

◆鎌倉古典勉強会(6)

☆分類④・・・その他、FUNの学生さんが特に興味を持っている分野

◆経済事件研究会(12) ◆倒産研究会(12) ◆再建・再生研究会(10) 

◆名教師研究会(12) ◆私塾研究会(8) ◆勉強法研究会(8)



ざっと250講義ほどありますが、これまでやってきた回数の半分ということで、ペース的にはそれほど大変ではないと考えています。

今あるものの復刻と再編集で約250、さらにこの計画で250、そして33~35歳の3年間でもっと要領がよくなって500の講義を作れば、合わせて80分野・1,000タイトルの壮大な教育体系ができるのではないかとワクワクしています。

大学の授業は「週10コマ」とすれば、「10コマ×4週間=月40コマ」、「40コマ×6ヶ月=年間240コマ」、「240コマ×4年=960コマ」ということです。


学生さんは、平均的に卒業までに1,000コマ前後の授業を受けている計算ですから、僕はそれと同等の数を作り、日本中の若者に一次資料と名作、感動、結果に裏付けられた一大教育体系をライフワークとして作ります。

個人の趣味にしてはやりすぎかもしれませんが、僕のモットーはやりすぎで普通なので、体力と知力が冴えているうちに少しでも社会に貢献する何かを残しておきたいものです。

これに加えて、部員数十名が行う企業取材記事や特集執筆、就活の記録などを組織的に集計・編集していけば、日本のどの組織でも作りえない最高の「将来設計情報」が福岡の地に集積されるでしょう。

僕も26歳くらいまでは「時間は人の5分の1、お金は人の3分の1」で耐えに耐え、働きまくってきた結果、今では「時間は人の4倍、お金は人の8倍」にまで効率を高めつつありますが、35歳では僕の月収が東大卒の年収と同じ額になるよう努力していく予定です。

そして、空きまくった時間と余りまくったお金を有望な若者に投資して、渋沢栄一のような「個人ベンチャーキャピタル」になり、日本社会に挑戦と感動と思いやりを溢れさせる「ミニ財閥」を作るのが僕の趣味です。

その結果、FUNで学んだ若者は大学、学部、年齢を問わず、日本中の社長が「ウチに来てくれ」と頭を下げる人材になるか、それとも卒業後5~10年で独立起業できる人材になるか、どちらの選択肢も自由に選べるだけの能力を学生時代に確保できるような教育基盤を作っていくのです。


今も毎日、僕がネット通販のページで本を注文したり、福岡都市圏のブックオフや古本屋から根こそぎ貴重な文献や史料を買いあさったりしているのは、福岡に日本で最高の教育が受けられる環境を作り、ここにアジアや世界中から有望な学生を集めて「親日家」を育て、国際的な創業都市にしたいからです。

そして、そこで育った日本人や外国人はおそらく将来、居場所でそれなりの影響力を持つ人材になると思うので、全員の情報網をネットワーク化し、アジアを代表する通信社を作って世界と日本を実益と感動でつなぐ一大メディア財閥を作る…。

というのが、19歳で大学を中退した時に描いた夢でした。この夢は行動によりさらに具体化・修正され、今のようになったわけですが、本当に20代では手を抜かずに失敗と経験を先取りしてきてよかったと考えています。


今も昔も、一つのまとまった作業をこなそうと思ったら僕が大切にしているのは、「大切な作業ほど、予定ではなく習慣にしてしまおう」というポリシーです。

ひとたび目標を決めれば、あとは黙々と機械的に継続し、一切の文句を言わず達成まではやめない。たったこれだけの習慣で、一人でも案外多くの作業がこなせるものです。

このような着想を得たのは水戸光圀公と徳富蘇峰のライフワークに学んだ点が多いのですが、その秘訣は今日の「リーダー塾③」で説明するのでお楽しみに。


「小島さんって、将来何がやりたいんですか?」と時々聞かれるので、今日は今
後5年で計画している作業と、その先に予定している波及効果について、少しだ
け触れました。

さらに知りたい方、一緒に頑張りたい方、FUNで勉強したいと思った方は、ぜひ見
学に来るといいですよ。

皆さんも大きな作業は習慣にしてしまい、大胆に達成しましょう。予定と思えば
負担感がある作業でも、習慣にすると驚くほどかわいい仕事になるものですよ。
就活でもきっと同じことだと思います。