■「内定への一言」バックナンバー編
「君以外は、みんな君ならできると思っているぞ」(大河内正敏)
「理研」と言えば、戦前戦後を通じ、世界的研究者一五○人を輩出した理化学研究所のことで、この試みは日本初の「科学技術の総合研究所」を作るという、一大国家プロジェクトでした。医学、物理学、機械工学、生理学、生物学など、多種多様な分野で人材が育ち、事業が生まれ、中には「理研光学研究所」(現:リコー)など、現在の日本経済を背負って立つ企業もあります。
「田中土建工業」を十九歳で創業し、夢を抱いて二十代で東京に出てきた若き日の田中角栄・元総理大臣も、「私が今あるのは、先生のおかげだ」と断言したほどの恩師であり、「理研」の創業者・大河内正敏は、「人材育成の名手」としても尊敬を集めました。
今では華々しいエピソードに溢れる理研ですが、発足当初は失敗の連続。政府の台所事情も貧しく、苦心して分けてもらった予算を投じて行った研究が、散々な失敗に終わることも無数にありました。
気落ちし、自信を失い、「もう僕はダメなんです」、「私には才能がなかったんです」と弱音を吐く若き挑戦者たちに、大河内社長は、「どうしたんだ。これくらいで諦めるなんて早すぎる。君以外は、みんな君ならできると思っているぞ」と温かく、力強く励まし、再び挑戦する意欲を引き出していきました(「科学者の楽園を作った男」日経ビジネス人文庫)。
自分を過小評価し、できることも勝手に無理と決め付けてしまっていた人も、夢を受け止め、「できるよ」「それ、いいね」と言ってくれる仲間を得た瞬間に、今までは単なる興味に過ぎなかったことを「やりたいこと」にする勇気を持てます。
今日の「一言」を去年の今頃、ちょうど就活中に知り、心の支えにして、見事、逆境をチャンスに第一希望の会社に内定を得た先輩の体験談が、FUNのHPに掲載されています。ご覧になられると、きっと参考になりますよ。
一人の時間、迷いを振り切るのが困難な時は、友達に応援メールを出しましょう。すると、「ありがとう」とメールが帰ってきます。感謝され、期待されている自分を忘れなければ、どんな現実も突破できますよ!