■「内定への一言」バックナンバー編
「何か新しいことをやると、
自分もそれを考えたことがある、という人がいます。
でも、やってないでしょ?大事なのは実行するかどうかです」
(寺田千代乃)
家族、結婚、お金、仕事、夫婦…日本の女性が憧れる全ての「幸せ」を手に入れた女性として、多くの女性の尊敬と信頼を集めている、アートコーポレーションの創業者・寺田千代乃さん。日本人なら誰もが知る「0123」のアート引越センターの仕掛け人です。
男性経営者が軽視しがちの「主婦感覚」を武器に、男性では思いもつかないサービスを続々繰り出し、会社どころか新しい「産業」を作ってしまった偉業は、日本経済史に特筆されるべき実績です。
僕の世代の人は、けっこう寺田千代乃さんを知っていますが、なんと、学生に聞いたら、一割も知りませんでした。「こりゃいかん!」と思い、先週のBusiness Cafeで取り上げたら、「希望が出てきた」、「自分も何かできる気がしてきた」と、それなりの意義はあったようです。
寺田さんは、高卒のまま21歳で結婚し、夫と小さな運送事業を開始します。無学、未経験、知識不足、実績なし、資金なし…普通なら「言い訳」には事欠かないようなスタートでした。
しかし、「教育を受けていないので、良いものから素直に学ぶことができました」と言っています。大抵の人は「教育を受けていない」に相当する「現実」や「経験」こそが、「自分に特有のもの」だと思いがち。
「志望校に入れなかったから」
「大学の教育が予想と違っていたから」
「家庭が貧しかったから」
「お金がなかったから」
「志望業界(企業)に内定できなかったから」
…ずっとこんなひがみ根性で生きていると、本当に自分が不幸に思えてきて、じきに本当にそうなってしまうなんて、言葉の威力はすごいですね。
でも、実は違います。教育を受けていない人、受けていないと思っている人はたくさんいます。ただ、その現実をどう受け止めるかが違うだけ。
寺田さんは、「だから、良いものから素直に学ぶことができました」と言っています。これが、寺田さんの個性です。
「教育を受けていないから、○○です」の「○○」に、あなたなら何を当てはめますか?それとも、「教育を受けていない」を変えようとしますか?前提や現実を変えようとするのもよいでしょう。まだまだ時間はたくさんあります。
しかし、「○○」に相当する部分がネガティブであれば、現実をどう変えようと無意味です。バイト、サークル、ゼミ、旅行…大学生の話題は「似通っている」と言われますが、それは話題が似通っているのではなくて、「あきらめモードが似通っているだけ」ではないでしょうか?
一つでも、今やっていることに対する打ち込み方を変えれば、そこには深く広い世界が広がっています。僕は大学生が本気になったらどれだけ素晴らしいか、毎日実感しています。
夏はちょっと怠けてしまう時期ですが、それも「夏だから」ではなく、「自分だから」。「夏だから、私は○○だ」。「○○」に何を入れるかで、秋にどうなっているかは、今日、もう決まります。
「実行できる人」になり、学生生活を熱く楽しく彩りましょう!