■「内定への一言」バックナンバー編
「成功したければ、自分がやりたいことではなく、人が求めることをやれ」
(エジソン)
連休中にご紹介したアルバイトが今週から着手段階に入り、最近は「営業道具」を作っては、夕方以降にアルバイトを希望される学生さんにお届けしています。今日は、西南国際文化学部(学部になったそうですね)の3年生Nさんと、僕のお気に入りの喫茶店「uncle」に行って、色々なお話をしました。
当初はバイトの話をするはずが、話題は「面接」や「仕事」に移り、肝心の話はどこへやら…。質問上手な学生さんと話すと、ついついしゃべってしまうものですね。これはもしや、「おじさんの始まりかもしれない」と思ってしまいました。
さて、FUNでは4月から、「マネー塾」と題し、お金に関する話題を全⑩回に分けて、学生さんと一緒に経済や会計を勉強しています。毎年、春は「経済・財務関係」と決めてはいるものの、「儲け方」に的を絞った今年の「マネー塾」は、過去300テーマを超える講義の中で、最大のヒットだという手応えを感じています。
5月下旬からは、「面接塾」や「作文塾」のように、対外講座としても開催していく計画ということなので、参加されたい方は、もうしばらくお待ち下さいね。
マネー塾では、以下のようなことを普通に話しています。最初は「怪しい!」と感じる学生さんも、理由を聞くと、「なるほど…」と納得してくれるようです。
・「貧乏人は欲しいものを買う。金持ちは必要なものを買う」
・「お金がないのは原因ではなく、結果だ」
・「貧乏人は、お金は使うと減ると考える。金持ちは、お金は使うと増えると考える」
・「貧乏人は、全財産を注ぎ込んで貧困を買う」
・「貧乏人は、1日は24時間だと思っている。金持ちは、時間は保存できるということを知っている」
・「お金がない時の方が、貯金しやすい」
・「お金持ちより、貧乏人の方がケチだ」
・「貧乏人は、金が万能だと考える」
…「何を言ってるんだ!」と不思議な顔をする学生さんも、これらの本質を知ると、最初は反省したような顔になり、それから勝ち誇った表情になります。そうして、少しずつ話が通じるようになっていくのです。
中でも、第④回で話した、「やりたいことを、すぐやろうとするな」の話は、就職にも役立つ考え方だったためか、そこで紹介したノウハウは、その後のグループワークでも良い話題になったようでした。マネー塾で紹介した知識や考え方は、第⑥回(残り4回)にして、ここでは扱えないほど多いので、今日はその中から一つをご紹介してみます。「お金を稼ぎたい!」と思ったら…
①給料のいい会社に入ろう
②給料の高い仕事をしよう
③仕事の時間を増やそう
④仕事の量を増やそう
⑤仕事の数を増やそう
と考える人が「びんぼっちゃま」だとは、総集編のかなり前半でご説明しました。理由は全て、「一馬力発想」だから。こうして、大半の人は、お金に憧れつつも、自分の中に多く稼ぐ手段や要素がないことに落胆して、そのやっかみで、「お金が全てじゃない」と負け惜しみを言うわけです。「全てじゃない」なら、自給自足の生活でもしたら?って感じです。
「全てじゃない」とは、稼いで初めて、説得力を持つ言葉です。毎月、月末になると残高が「ゼロ」に近付く生活を繰り返しながら、「全てじゃない」とは、まったく、笑わせてくれる人生態度です。
このように、「自分の中」ばかり探す人は、話題も仕事も、儲かるタネも、決して見つけることはできません。儲かる人は、「自分のやりたいこと」からは考えません。
要するに、「もらうこと」を前提にスタートしたアイデアは、最初から破綻しているということです。儲かる人は、「してあげたいこと」や、「人々が望んでいること」を基準に発想します。人々の力を使うことによって、成功するのです。
具体的な例で考えてみましょう。例えば、あなたが「1ヶ月で100万円稼いでみて」と言われたら、どういう手段を考えるでしょうか。おそらく、先ほどの「びんぼっちゃま・5つの発想」と似通ったアイデアしか、思い浮かばないかもしれません。
「うっ…何もない。自分って、一生貧乏なままで生きるのか?」
その通りです。そんなのは、卒業しなくても、既に分かりきったことです。
今の自分の毎日の中に、「人があなたにお金を払う理由」が増えているかどうかを考えれば、大抵の学生は、自分が「人に雇われることでしか、生きていけない」という事実を悟るでしょう。事実は、無視したって、消えたりはしてくれません。それどころか、もっと困難な状態になって、未来にまた戻ってくるだけのことです。
いくら「次こそは!」とリセットしてみても、その「すぐにリセットする考え方」自体が既に過ちなのですから、新しいことをやろうが、結果は知れたこと。そういう態度を、「好奇心旺盛」というオブラートに包んで語る学生もいますが、要するに「意志が弱い」うだけの話です。
…こうして、自分の思考によって自縄自縛になった学生も、たくさんいるようです。このような人には、「人々は何を考え、求めているか」を考える精神的な余裕はないでしょう。
もちろん就活でも、「企業が何を求めているか」を考えることはありません。「自分の言いたいことは、これで十分か?受け入れてもらえるか?」ばかりを考えて、無駄な日々を過ごすだけです。
ということで、発想を「儲かる人の考え方」に切り替えてみませんか?儲かる人は、「自分の中にあるもの」や「今の自分」からは、発想しません。常に社会や人間を見つめ、その行く先を想像して、人々が求める事業を作ります。
例えば、本メルマガの読者の90%は学生さんですから、身の回りには、「就職」や「卒業後」が気になっている人が、たくさんいるでしょう。
「ああ、いるよ。それがどうしたの?」と思いますか?実は、それが「チャンス」です。この時期といえば、連休が終わり、学生の雰囲気は、このまま腐っていくか、それとも自分を高めようと奮起するか、どちらかに二分されているでしょう。おそらく…
「今の時期って、何をすればいいんだろう」
「興味のある仕事はあるけど、何から調べていいか分からない」
「今のうちにやれることがあるなら、何でも試してみたい」
と思っている学生は、皆さんの周りにも、たくさんいるはずです。
そこで、「あぁ~。みんな自分と一緒で、悩んでいるんだなぁ。私も何かしないといけないとは思ってるんだけど…」と、周囲と同じ考え方をしてはいけません。「みんなの悩みが似通っている」というより、「何が不満(不安)か、分かっている」とは、ものすごいチャンスなんです。
あなたの周りには、サークルかアルバイトなどで、数人は「先輩」がいるでしょう。その中で、「学生が好きそうな業界」に内定を決めた先輩を紹介してもらい、片っ端から取材してみてはいかがでしょう?
そうして、航空・商社・マスコミ・メーカーという「4つの業界の体験談」が集まりそうなら、「人気業界4つを厳選!~私たちが去年の今頃やっていたことは、これ!~」とかいうタイトルで、冊子を作るのです。
もちろん、取材の際の質問は、あなたの周りの友達が「不安だ」、「分からない」、「知れるものなら知りたい」という点に集中させます。さらに表紙には、「今何をやっておけばいいか、3年生までの努力で役立ったこと、資格がなくても成功した方法、面接での極秘エピソードを、先輩たちが一挙公開!」といった言葉を掲載します。
これで、ほとんどの学生は、この冊子を欲しがるでしょう。そこに紹介されている業界が自分の志望業界なら、おそらく、選考が始まる頃まで、持ち続けるでしょう。ならば、そこに2万円程度の「広告」を載せてはいかがでしょうか?そして、「1,000部」発行するのです。ちょっと計算してみましょうか。
■総ページ数 ⇒20ページ(白黒)
■印刷面数 ⇒10面(A3両面で5枚コピー)
■記事掲載可能ページ ⇒17ページ(表紙、目次、ウラ表紙除く)
■広告掲載ページ ⇒記事・目次・ウラ表紙の、合計19ページ
ということで、あなたは「19の空き部屋」を持つ「紙のマンション」を建設したわけです。あとは、「分譲」するだけ。して、その収支は…?
【収入の部】
■ウラ表紙広告 ⇒5万円
■目次 A5サイズ広告1社 ⇒3万円
■記事ページ 名刺サイズ広告2万円×4社=8万円
8万円×17ページ(68社)=136万円
■合計 5+3+136=144万円
【支出の部】
■8円×10面=80円(1冊の単価)
■80円×1,000部=8万円(経費)
【利益】
144万円-8万円=136万円(あなたの取り分)
となります。
「4人分の体験談」なら、ページの下半分が広告でも、掲載可能ページが17ページもあれば、全員分、十分に掲載できるでしょう。人探しと取材には多少時間がかかるかもしれませんが、それでも1週間で終わるはずです。
問題は「68社」という広告クライアントの数ですが、これは仲の良い友達と手分けしてやれば、「保存性」、「話題性」、「必要性」などの観点から考えれば、難しくも何ともない金額&件数です。おそらく、2~3週間もあれば、終わるでしょう。
ということで、理論的には、たったこれだけの努力を実行するだけで、「月収100万以上」という現実が到来するわけです。どこかで、誰かの会社に勤めたでしょうか?資格が必要でしょうか?自分にしかない話題やノウハウを提供しているでしょうか?全く、していませんよね。
やったことと言えば、「周囲の悩みをリサーチする」、「情報を持っている人から話題を集める」、「知ってもらうと喜ぶ企業から印刷代を集める」だけ。あなたはな~んにも、作っていません。ただ、考えて加工しただけです。
ちなみに、これを国家的規模でやっているのが「新聞」です。原理は全く同じです。この仕組みだと、日夜必死でアルバイトに励み、「今日は時給1,000円で8時間働いた!」と言っている学生の、一体何倍、稼いでいるでしょうか。
「人の求めているもの」を売るのは、はっきり言って、時給3,000円のバイトよりもすごいビジネスだということが、よく分かりますよね。
今日は雑多な説明でしたが、このような考え方を「美人投票」と言います。経済学の祖と呼ばれるジョン・メイナード・ケインズが名付けた「成功する株式投資の秘訣」として、経済学部の方は、習ったかもしれません。しかし対象は、別に株式である必要はありません。「人が求めているもの」なら、何でもアイデアになりえます。
反対に、「自分がやりたいこと」なら、いつまでも貧乏なままでしょう。月収100万円なんてお金は、僕はもう不要なので、もし読者の中で興味を持たれた方がいたら、こういうプチビジネスをやってみてはいかがでしょうか?月収100万ということは、
・1週間に25万(4週間とする)
・1日に5万(土日を除いた5日)
・時給6,250円(8時間働く場合)
という数字です。たった1時間で、「時給780円のアルバイト」の8時間分と同じ金額ですね。もっと分かりやすく言えば、他の人が「30歳になる時(卒業後8年)」までに得る収入を、あなたは「23歳」の時、つまり「卒業後1年」で作ってしまう、という計算です。
「収入が8倍」ということは、「時間が8分の1」ということにほかなりません。人の8倍儲かるなら、人の3~4倍働いたって良さそうだとは思いませんか?ところが実は、そんなに働かなくても、「他人」をうまく使えば、恐ろしいほど時間が節約でき、収入は加速度的に上昇していくのです。
「自分のやりたいこと」というのは、言い換えれば「そのために自分しか働かないこと」であり、「人が求めること」というのは、「そのために人が協力してくれること」です。どっちが儲かって幸せで楽しくて笑いが止まらないかは、考えるまでもありませんね。
マネはいくらでも大歓迎ですよ。他にも「儲けたい!」という学生さんがおられたら、いくらでもアイデアを教えるので、いつでもどうぞ。「マネー塾」では、儲け方だけではなく、節約や貯蓄、投資、事業、会計などの分野について、このような役立つ考え方を、他に50個くらい紹介していきます。
もし、「お金で幸せは買えないかもしれないけど、不幸は回避できると思う。学生時代のうちに、お金の仕組みをしっかりと勉強しておきたい」と思う方がおられるなら、再来週から、一緒に楽しく勉強しましょう。