■「内定への一言」バックナンバー編
「自分に夢を描くことを許せば、やりたいことが洪水のように溢れ出す」
「やりたいこと」は、人に許可をもらわねば、考えてはいけないのでしょうか?全くそういうことはありません。「やりたいことがある」と言っている人の共通点は、「まず最初に一人で勝手に考えた」、そして「それを誰かに言った」、「その人が賛同してくれた」と、確かに親しい人の賛同を経てはいますが、まず最初に自分が描いたのです。つまり、「私はそれをやってよい人間だ」、「私はその夢にふさわしい人間なのだ」と、将来の自分に同意しているのです。
「同意」とは、分かりやすく言えば「夢と現在が、隙間もなくぴったりと貼り付いている状態」です。ぴったりと張り付くとはどういうことかと言えば、「未来への価値を考えて予定を入れる」ということで、FUNでは毎週の勉強会や取材を「夢との待ち合わせ」と当初から言っているのは、こういう理由からです。
ぜひ、自分に夢を描くことを許しましょう。可能性は、大きく見積もるべきです。そうでないと思考や想像が小さくなり、行動が卑屈になり、結果に対して言い訳がましい、情けない人間に成り下がってしまいます。以前から何度も紹介してきた「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を読んだ数人は、「自分は間違ってなかった!不安が消えた!」と口々に言っていました。「人生の価値とは何か」を経済・教育面から考えるには、最適の一冊と言えます。就職や仕事の意義を再確認し、ラットレースから抜け出すことがどれだけ大切か。今という時間は、若いから貴重なのではなく、目標のために過ごしているから貴重なのです。不安な人とは、自分の可能性を無視している人です。