過去検証は最低何回必要か
10日ほど前に「覚醒したかも」なんて記事を書いたんだけど、やっぱり甘かった。今度こそつかんだ!と思ったんだけど、また引き戻されてしまった。げんなりしながらも、いつも通り同じような練習を繰り返す。根気よくやっている中でたまにひらめいて、それをモノにするのにまた時間がかかる。3歩進んで2歩下がる、といったかんじ。だけど着実に進んでいる。100億円トレーダーさんの手法は、4時間足の押し目戻り目はほぼ大丈夫で、トレンド転換パターンにもときどき乗れるようになった。エリオットは、推進波は概ね乗れる。難解だった修正波もだんだん慣れてきた。課題だった利確の件は、トレンドラインとサポレジのコツをつかみはじめ、伸ばせるようになってきた。去年の秋頃から過去検証をやってきて半年を過ぎようとしている。いま検証回数を数えてみたらざっと6,500回を超えていた。このブログの記事にあるとおり最初の方は振り返りも浅く、トレードの改善という目的を果たせない中身の薄いものだった。それに気づいて、重い腰をあげ画面キャプチャを使った検証日誌をつけはじめたのは1,000回を超えたあたりだったか。やればやるほど目に見えて改善され、大変だけど効果はてきめんだった。今となって思えば、過去検証をやる前のトレードはヤバかった。だいぶ怖いエントリーをしていた。約半年間、失望の連続だったけど、ここまで継続してこられて本当によかったのは間違いない。これから過去検証の道へ進もうとしている人は、どのくらいの回数をやったらいいのか知りたいのではないだろうか。私も最初そうだった。ゴールが見えないとモチベーションを保ちにくい。さていったいどのくらいの過去検証が必要なのか。私の現時点での答えは「チャートが同じことの繰り返しであることに気づく」、最低限そのレベルになるまではやる必要があると思う。もっと言えば「ぱっと見でパターンが出ていたら反応する」というレベル。いろんな通貨ペアのチャートをぼんやり眺めていき、「セクシーな形」を見つけられること。まるで街でナンパするみたいに。少なくともそこまでいかないと、手法が身についたとは言い難い。私は2ヶ月ほど前にそのくらいまではきていて、それでも大きくは勝てない。つい余計なエントリーをしたりダマシに引っかかってしまったりといった小さなミスが利益を削ってくる。しかしそれもちょっとずつ改善されつつあり、最近では顕著にエントリー回数が減った。そして、ここ数日で気づいたことがある。プロとして満を持してトレードするためには、100億円トレーダーさんのレポートだけやればいいというものではなく、自分に合ったルールを模索していく必要があるかもしれないということ。このことは、百獣の王ユーセーさんのブログにあるマニュアルで気づいた。 こんばんは🦁 やっと完成しました‼️ 僕の『完全手法マニュアル』です😎😎 無料で閲覧可能ですので、是非ご覧ください!! 超シンプルな手法なので、誰にでも理解できると思ってます😊 「最後にお知らせ」もあるので、最後まで読んでもらえると嬉しいです😊https://t.co/d931cqnjEv— 🦁百獣の王 ユーセー🦁 (@Yusei_Lion_FX) April 19, 2024ユーセーさんは100億さんのレポートで勝てるようになった方で、先日公開されたマニュアルを読ませていただいてはっとした。この人は、ただ単に100億さんの真似をするんじゃなく、さらに自分にフィットさせるために手法をもっと掘り下げているのだと。。Xを見渡すと、勝てるようになった人というのはおそらく、もとになった手法を検証した中で見つけたパターンを組み入れて、自分だけの手法としているようだというのはなんとなく感じてはいたのだけど、どうやってそこに行き着いたのかというのは全然わからず、オリジナル手法は趣味の範囲くらいの認識でとりあえず片付けていた。それが自分のトレードに向き合う中で、いつしか負けを排除するために新たなパターンを見出そうとする自分があった。その延長上に、自分だけの手法というのが出来上がるんじゃないかと思っている。私の場合、今月の検証で重大な事実が発覚した。東京時間と深夜早朝は負ける。つまり閑散相場を避けるだけで多くの負けが減らせるということ。これには目から鱗だった。こんな単純なことだけでも、オリジナルのルールとなりうる。だから、手法通りにエントリーできるだけじゃ安定して稼ぐには足りないのかもしれない。自分の苦手を排除するようなルールを探そうと思えば、これからも負けと向き合って、ひたすらに練習と研究を続けていくというのが王道なんだと思う。勝てているトレーダーが過去検証をやめないというのは、きっとそういう意味なんだろうな。(ユーロ円2年の検証でバルサラの破産確率ゼロキープ中。)