◆カーリング パシフィックアジア選手権・日本代表決定戦第2日(23日、札幌市・どうぎんカーリングスタジアム) “美人すぎるカーラー”市川美余主
将(23)率いる中部電力が、無敗の3連勝で決勝進出を決めた。25日からの3戦先勝の決勝で、同2勝2敗の“マリリン”こと本橋麻里(26)のロコソ
ラーレ(LS)北見と激突。24日のチーム青森との予選1試合の消化試合を経て決勝に挑む中電は、理想スタイル「男気(おとこぎ)カーリング」で“元祖
カー娘”マリリンを退ける決意だ。チーム青森は3連敗で予選敗退した。
揺るぎない全日本女王の強さを見せつけ決勝にコマを進めた。消化試合になった夜のLS北見との3戦目は8―4で圧勝だ。午前中には気温5度前後の競技場
内で半袖になって出撃。チーム青森を10エンド途中ギブアップに追い込む6―4で撃退した。チームをけん引する市川は、最大5戦の決勝に向け「相手も上
手。いま自分たちのできることをやればつながる」と意気込んだ。
理想の「マンリィ(男気)カーリング」が随所に出た。男子のように力強くブラシを掃くスイープ力と女子の繊細さを兼ね備えた正確なショット。体力をつけ
昨年よりもブラシのスイープ力が格段に上がった。半袖姿で、柄の根元近くをぎゅっと力強く握り、全体重を乗せ、激しく氷面をこする。石をたくみに操り、ハ
ウス(円)の深く、そして奥まで誘導するのだ。市川も「それがウチの持ち味です」とニヤリ。半袖姿でこすりにこすったリードの松村千秋(19)は「半袖ス
イープは熱い思いの表れです。発電? してるかもしれません!」と追加説明した。
例年通りならパシフィックアジア選手権の代表の座は今年2月の日本選手権で2連覇した中電だが、日本協会に実力不足と判断され、三つどもえの代表決定戦
を強いられた。その悔しさから「勝って胸を張って代表になる」とチームは団結した。「目標はオリンピック。自分たちの足で進んでいきたい」と市川。全勝で
代表をつかみにいく。
◆パシフィックアジア選手権 11月16日にニュージーランドで開幕。2位以上に入れば13年世界選手権の出場権が得られるが、3位以下なら女子日本
は、ソチへの道が閉ざされる。五輪の出場10チームが決まるのは、12年、13年の世界選手権2大会での累計得点による上位8チーム(開催国ロシアを含
む)と、13年12月の世界最終予選での2チーム。世界最終予選に出場するには11、12、13年大会の出場実績が条件だが、女子日本は満たしていない。