松野氏ら7人離党表明、日本維新の会参加で

国会内で会合を開き、新党にそろって参加することを最終確認する(左から)水戸将史氏、石関貴史氏、松野頼久氏、松浪健太氏、桜内文城氏、上野宏史氏、小熊慎司氏=11日午前

 松野頼久元官房副長官(衆院熊本1区)ら民主、自民、みんな各党の国会議員7人は11日、国会内に集まり、橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」が結成 する新党「日本維新の会」に参加することを正式に確認した。続いて、松野氏と石関貴史衆院議員(群馬2区)、水戸将史参院議員(神奈川選挙区)は民主党の 樽床伸二幹事長代行に、松浪健太衆院議員(比例近畿)も自民党にそれぞれ離党届を提出した。

 午後にはみんなの党の小熊慎司、上野宏史、桜内文城の3参院議員(いずれも比例代表)も除名願や離党届を提出。その後7人がそろって記者会見する。

 松野氏は離党届提出後、記者団に対し「12年間在籍していた民主党を批判したくはないが、既成政党に限界を感じた。新しいステージで統治機構改革などに 取り組んでいきたい」と語った。松野、石関、水戸の3氏の処分について、民主党幹部は党代表選後に決まる新執行部に委ねる考えを示した。

 大阪維新は、総務省への新党設立の届け出を12日中に行う。同日夜のパーティーでは、7人の出席の下、橋下氏が新党結成を宣言する。次期衆院選の候補者擁立に向け、維新の会の政治塾生と政治・行政経験者を対象にした1次公募も同日から開始する方針だ。

 松野氏ら7人は「道州制型統治機構研究会」のメンバーで、大阪維新が9日に開いた公開討論会にそろって出席していた。