民主党代表選(10日告示、21日投開票)への立候補を検討していた細野豪志環境相は7日、出馬を見送る意向を固めた。同日午前に野田佳彦首相と首相官邸で会い、直接伝達する。細野氏に対しては、中堅・若手議員を中心に待望論が高まっていたが、原発事故対応などを優先させるべきだと最終的に判断したとみられる。
 細野氏には、小川淳也衆院議員ら11人が6日に出馬を要請。細野氏は「要請を頂いた以上はしっかりと自分で考えて、返事をしたい」としていた。ただ、首相が再選を目指す中、野田内閣の閣僚が出馬することに対し、「大義がない」(幹部)などと自重を求める声も出ていた。
 代表選をめぐっては、「反野田」の候補者擁立を目指す「民主党復活会議」を足場に山田正彦元農林水産相が立候補を目指しているほか、田中真紀子元外相を担ぐ動きもある。しかし、いずれも支持に広がりがなく、代表選は首相優位の展開となる。
  首相は7日夕に記者会見し、代表選に立候補する意向を表明する。社会保障と税の一体改革関連法を成立させた実績を強調するとともに、増税の前提となる政 治・行政改革の断行を訴える考え。社会保障改革に関する自民、公明両党との3党合意を実現させる必要性を説明し、引き続き政権を担う決意を示す見通しだ。