「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれていた清盛に新たな視点でスポットを当てたNHK大河ドラマ「平清盛」。
明日8月5 日は第31回「伊豆の流人」が放送される。1164年、伊豆・蛭ケ小島。そこに18歳に成長した源義朝の子・頼朝(岡田将生)がいた。5年前、清盛(松山 ケンイチ)によって流罪となった頼朝はここに流され、家人の藤九郎(塚本高史)とともに暮らしていた。一方、清盛は、後白河上皇(松田翔太)と対立する二 条天皇(冨浦智嗣)の親政のもと、朝廷での力をのばし、港湾の整備、瀬戸内海の開削などに乗り出そうとしていた。清盛は二条天皇に取り入りつつ、後白河上 皇にも蓮華王院(三十三間堂)を献上するなど、朝廷内でうまく立ち回っていた。
長男・重盛(窪田正孝)はそんな父のやりかたに納得がいか ず、二条天皇に後白河上皇との和解を勧めるが、かえって仲をこじらせてしまい、清盛の怒りを買う。そんな中、突然病の床に着いた二条天皇は、後白河帝の院 政を阻止するため、子の順仁(六条帝)に譲位し、清盛に後見をゆだねて崩御する。わずか2歳の六条天皇の誕生は、朝廷内のパワーバランスを大きく変えてい くことになる…。
根っからの武人で、武骨な生き方しかできない平家一門の侍大将・伊藤忠清役を演じる元オリンピック選手で俳優の藤本隆宏(42)のインタビュー・後編。大河にかける思いを聞いた。
