シャープの電子コンテンツストアサービス「GALAPAGOS STORE」が、新たにiOSに対応した。アップルのアプリケーション配信ストア「App Store」を通じて、対応のアプリを無料で配信。同アプリを通じて電子書籍の閲覧や管理ができる。コンテンツは、ブラウザーを通じて販売する。iOS 4.3以上を搭載したiPad全シリーズとiPhone 3GS以降のiPhone、iPod touchの第3世代以降で利用できる。

 これまでAndroid端末向けに電子書籍を配信してきたGALAPAGOS STOREが、iOSにも対応するのは大きな一歩だと言える。

 GALAPAGOS STOREは、2010年12月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と共同で、シャープが発売したGALAPAGOSブランドのタブレット端 末向け電子ブックストアサービス「TSUTAYA GALAPAGOS」としてスタートした。2011年9月には、CCCとの提携を解消。TSUTAYA GALAPAGOSを完全子会社化して、名称を「GALAPAGOS STORE」に変更。一方で、2011年3月からは、専用端末以外にシャープ製スマートフォンへの対応を開始。同年6月にはシャープ製以外の Androidスマートフォンにも対応した。さらに、同年12月にはAndroid 3.2を搭載したシャープ製以外のタブレット端末でも利用できるようになった。現時点で、1000機種以上のAndroid端末で利用できる。

 今回のiOS対応によって、利用できる端末がさらに広がったわけだ。

 シャープ通信システム事業本部モバイルソリューション事業部ネットワークソリューション推進部・松本融チーフは、「これまでは、Android端末向け のサービス強化や、使い勝手の追求に取り組んでいた。2012年4月にネット書庫サービスを開始したことによって、第1段階のサービスがでそろった。その 集大成として、新たにiOS対応に乗り出した」と語る。

 実際、GALAPAGOS STOREの利用者からは、iOSへ対応を求める声が多かったという。

 「持ち歩いているスマートフォンはAndroidだが、家のなかではiPadを使っている利用者が、1日のサイクルのなかで常にコンテンツを楽しんでもらえるようになる」(松本氏)とする。

 iOS対応とともに、AndroidとiOSを含めて、同時に3台までの端末を登録できるようにし、通勤時にAndroidスマホで読んでいた本の続きを、ネット書庫を通じて、家にあるiPadで読むといった使い方が可能になる。

 「GALAPAGOS STOREでは、サービス開始当初から、高精細が生きるようにオーサリングしたコンテンツを数多く用意している。例えば雑誌では、約320タイトル、約 3200冊を最大2400×4096ドットの高精細ページによって提供している。最新のiPadで採用されているRetinaディスプレイにも最適化した サービス」(同)。

 このようにiOS対応は、まさに「満を持して」という姿勢で実現したものだ。

アップルのiPadやiPhoneシリーズでもGALAPAGOS STOREが利用できるようになった
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2010年のサービス開始からさまざまな機能強化を繰り返してきたGALAPAGOS

シャープ通信システム事業本部モバイルソリューション事業部ネットワークソリューション推進部・松本融チーフ