財務事務次官交代へ 勝氏から真砂氏に

消費税率引き上げ法の成立を受け、財務省は、勝栄二郎事務次官を退任させ、新しい事務次官に真砂靖主計局長を昇格させる人事を固めました。

新しく財務事務次官に就任する真砂氏は58歳。
昭和53年に当時の大蔵省に入り、文書課長や官房長などを経て、現在は予算編成を担当する主計局長を務めています。
一方、退任する勝氏は、おととし7月の事務次官就任以来、当時の野田財務大臣を支え、野田政権発足後は消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革の対応に当たってきました。
財務省が事務次官をはじめ幹部クラスの人事を国会の会期中に行うのは異例のことですが、安住財務大臣としては、消費税率引き上げ法が成立したことを受けて、来年度の予算編成作業もにらみながら、人事の刷新を判断したものとみられます。