金正日死去の影響は一時的 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

本日正午に北朝鮮の金正日氏が死去したとの報道で有事のドル買いの動きが強まりました。
久しぶりにアジアでの有事の動きを見たといった感じですが、この年末でクリスマスを控えた時期でなければこれ程反応しなかったと思われます。
これまで、テポドンを何度か打ち上げていた時の方が脅威であり、今回の死去で寧ろアジアの平和に一歩近づく事になるという見方の方が強いのではないでしょうか。
勿論、後継者問題も含めてまだ完全に往こう体制が整っていない事からの国内での混乱も考えられますが、今の時点ではまだ有事として捉えるのは時期尚早。
一時的なドル買いで終わりそうです。
父親の金日成が死去した時のドル円は40銭程円安に振れただけでその後は寧ろ円高で推移しました。
しかし、その時の政治的な状況や市場は大きく異なり、その時と比べても殆ど参考にならないと言ってよいでしょう。
依然として、市場の円買いポジション残高は高い事からその点では底値は固く、下値は浅いとみます。