SNBの恫喝 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

先ほどスイス中銀が3ヵ月物LIBOR誘導目標を0%に据え置く事を発表。

同時に「必要があれば更なる措置を講じるか用意がある」とし、ユーロとの上限を防衛すると強調するなど恫喝の様な気合いの入った声明を発しています。

発表前にユーロスイスは1.2を目指すような動きがみられたものの、これにより一気にショートカバーが出て1.2070付近まで上昇するなど未だ効果は継続しているとみられます。

しかし、余り何度もこの様なメッセージを出し過ぎると効果も徐々に薄れてしまうかもしれません。

今のところ、その気配はないもののユーロ売りが更に強まると歪が出来てきそうです。

これによりユーロが上昇した事でドル円はドル売りが強まるなど副作用が色々なところに波及しています。

スイス買いはユーロではなく対ドルで入った事でスイス円が上昇する事になるためドル円もドル売りと円売りに挟まれた格好となっています。

この動きは一時的な避難とみられますが回り回って相場の潮目になるかもしれません。

今の時点では私の頭ではどのような動きになるのか予想がつきません。

この後のトリシェ総裁やシュタルクECB専務理事の発言に注目したいと思います。