スイスがユーロとのペッグ制を時限的に設定するという話が出たのは8月11日のことで、それから一月近く経った先ほど、唐突とも言えるタイミングで発表。
ブラフかと思っていましたが、実際に実行するとは流石にSNBです。
1.2フランを最大限の決意で守るという声明を出すなど市場へのインパクトは十分に発揮されたといえます。
ユーロスイスは1.11台から一気に1.2180フラン付近まで上昇し、今やっと利食いらしき売りが出てきました。
1.2は当面死守すると思われますのでその付近は一先ず買いを入れていくところとみます。
これに乗じた格好でドル円も77円33銭まで上昇したところで利食いの売りが出て77円付近でのもみ合いが続いています。
一部資金がスイスから円にシフトするという見方も出てきそうですが、日銀がどこまで決意を示すかにかかってきそうです。
こうなると、日本もここでスイスと歩調を合わせて何らかの手をここで打てば効果はかなり上がるとみます。
安住財務相がこの動きをみてどう反応するか観たいところです。