自律的な調整局面 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~


昨日は特に目立った指標発表がなかっただけに、寧ろ重箱を突っつくような材料が多く見られ、それらがポジション調整をはやした様に感じました。

昨日は先週末に米議会が2011年の予算協議で合意に至り政府機関の閉鎖が回避された事を受け、週明けから円売りドル買いで始まりました。
同時に豪ドルやユーロなどのクロス円の買いでスタートしたものの、東京市場が始まる9時ちょうどに天井を付けて下落に転じました。
まさに日本的といえそうですが、ドル円の85円台では輸出の売りが散見され、同時にクロス円でも出ていたようです。
豪ドル円はリーマンショック前のレベルでもある90円ちょうどを付けたところで下落に転じました。
また、ユーロ円も昨年連休中に急落する前のレベル123円30銭を付けて一先ず利食い売りが出て折り返しました。

材料としては昨日の北関東で発生した地震による原発への懸念や、リビアのカダフィ大佐が停戦に向けたロードマップを受け入れた事。
また、イエレンFRB副議長のハト派発言等もありましたが、どれを取っても相場の流れを変えるような材料ではなく、相場が自律的に調整に入ったとみてよいかもしれません。
この調整は昨日も書いたように値幅調整では余り期待できず、どちらかといえば、来週のFOMC辺りまでは時間調整に入ったかもしれません。
今日は、ドル円やクロス円がもうひと押し安値を試す展開があるとみています。