ユーロ圏財務相会合のユンケル議長がこれまでのソブリン債危機を食い止める為の措置は機能しているとの認識を示したことでユーロは上昇。
また、ロシアがスペイン国債の購入を再開する事を検討しているとの報道もユーロの買いを強めたようです。
ユーロドルは1.3375を付け再び1.34ドルを試しに行こうとする動きが見られます。
この動きをみるとNY勢も簡単にユーロ売りから入り難いかもしれません。
ドル円は米中会議を前に既に為替相場に関する発言が飛び交っています。
中国外務省は「中国が為替相場の改革にコミットし、責任ある為替政策を取っている」としています。
人民元上昇が円高を誘発するという発想なのかドル円は上値の重い展開となりました。
しかし、ユーロ円の上昇で依然ドル円は狭い範囲でのもみ合いに変化はなさそうです。
まだ一方的な動きはないとみています。
ユーロドルが1.34を超えて上抜けるかどうか今日のNYは注目です。
ユーロが完全に上値を超えるようであれば、米中の動きも併せて考えると下値を一度試しに行くかもしれません。