先週とは打って変わり、昨日はユーロ売り材料が満載となりました。
アジア市場ではユーロ円を中心に売りが強まりユーロドルも上値の重い展開が続きました。
欧州時間に入ると英テレグラフ紙が「独連立政権はEFSFの拡大に関して意見が分かれている」と報じられました。
それを裏付けるようにジョイブレ独財務相は「現時点でEFSFの規模拡大に関する議論は必要ない」とし、財務相会合での話しいでは拡大に対し議論をしないように呼びかけるとユーロは下落。
同紙はまた「アイルランド国内の銀行がECB融資を受ける担保不足のため中銀からの金融支援を利用している」と報じました。
格付け会社フィッチがギリシャの5行に対し格付け引き下げを発表。
キプロス中銀総裁は「先週ECBの論調に対し市場は過度に反応し過ぎた」とし相場が金利上昇を織り込んだ可能性があるとしました。
確かに、先週後半のユーロ相場は過剰に反応しやすい状況であったのでしょう。
三日間で一気に年初のレベルまで買われたことで、昨日はその分調整の売りが入ったともいえます。
日足でみると宵の明星が現われた格好となりユーロ売りの展開が始まる前兆と見ることもできます。
今日の連休明けのNY勢がどう出るかで決まりそうです。
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