予想外のゼロ金利に政策金利を引き下げ、5兆円の資産買い取りを行ったにも拘らずドル円は数時間後には83円手前まで戻されて12時間余りこのレベルでもみ合いが続いている状況。
通常の為替市場ではあり得ない状況といえます。
介入による人工的な相場であると言えがそれまでですが、なんとも悩ましい光景なのでしょう。
小刻みに介入を行っている可能性が高く、そうでなければこのような際どいレベルでもみ合えば82円台にとっくに突っ込んでいるか、或いはもっと上に跳ね返されているところです。
いずれにしても、余りヘルシーな状況とはいえず、根比べはそろそろ終わりに、どちらかに放れると思われます。
どちらに放れるかといえば、下放れの可能性が高いのは言うまでもないかもしれません。
ただ、まず間違いなく介入が入りそうですが。