各通貨がばらばらな動きがみられ全般的に方向感が乏しい1日となりました。
豪ドル円は上値の重い展開が続く、結局昨日のNY市場で上昇する前のレベルである76円後半付近まで下落し往って来い。
カナダ円も最初は攣られて午前中は軟調な動きとなったものの、午後に入ると欧州勢の買いなどから堅調に推移。
ユーロやポンドは対ドルで上値の重い展開が続いたものの、ポンドは欧州勢の投機的な動きから荒っぽい動きが目立ちます。
円高に対し要人発言が相次ぐ中、今日は民主党でデフレ脱却議連の金子委員が「1ドル95円を目指し単独介入でも踏み切るべきで、リーマンショック前の110円が望ましい」と発言。
それ程影響は見られませんでした。
また、非不胎化介入とするように求めたというので気になる発言ではあります。
市場はドル円の売り仕掛けに動いたものの、85円を攻めきれなかった事で一旦様子見に入ったような動きがみられます。
目先、円高から少しテーマを変えて他の通貨を攻めてくるかもしれません。
ユーロドルやポンドドルは一旦天井を付けてから調整と見られる売りにより押し戻されましたが、ここにきて再び反転の兆しも見られます。
ユーロドルは1.32ドル付近、ポンドドルは1.58ミドル近辺までの戻しを狙っている観もあり、そのタイミングを探る展開になるかもしれません。
先ほどBOEの議事録が発表され、8対1で金利据え置きを決定し、センタンス委員が利上げを主張したようです。
それ程インパクトがあるとは思えませんでしたが、ポンドは100ポイント近く上昇しました。今日は短期トレードがメインになりそうです。