「テーマ探しで動きは単発的に | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

4月後半はユーロ関連の材料に振り回され、それも一息ついたというところで今度の市場の注目は米国経済に移り始めようとしています。
しかし、ユーロ不安は依然として市場には漂い続けており、まだ米国経済へは片足を乗せたか乗せないかの段階といえます。

今週は米国の中目される米雇用統計を中心に重要な指標発表が相次ぎます。
それらの動きを見ながら今後のマーケットのテーマを探すことになりそうです。

G20を挟んで特に目立った材料や発言が見られなかったことで、市場は何か材料が出れば取り敢えず反応しそうです。
ただ、テーマがはっきり見えない状況下ではその反応は一時的なもので終わると考えます。

今日は米5月個人消費支出が発表さ、0.1%と前回の0.0%からやや増加と予想されます。
通常であればそれ程気になる数値ではないものの、予想と異なれば飛びついてくるかもしれません。


ドル円はドルベアの意見が多く聞かれたものの結局89円20銭を抜けきれなかったことで買いに転じたようです。
ただ、依然下値を試す動きはみられ、戻しを狙って再び売りが出やすいとみます。戻しのレベルは89円70銭から90円付近とみられます。

ユーロドルも同様で、1.24ドルで一旦跳ね返されたものの、再度NY市場では上値を狙う展開が予想されますが、材料次第というところです。
方向感のないため一度試して難しければすぐに撤退するとみます。
レンジ予想は朝と下値が少し下がって1.2465ドル付近から1.2320ドル付近とみます。