早朝に米上院で金融規制法案の審議入りが否決されたものの、市場の関心は薄かったようです。これは反応としてはクロス円の買い要因とみられるものでしたが、寧ろ売りが強まって始まりました。
本日の新聞記事などで郵貯・簡保が10兆円規模の海外も含む投融資を検討しているというものです。
特に海外勢がこのニュースに関心を示しているようです。
これで円売りが強まるとみてドル円などに買いを入れるという見方ですが、これは前にもここで書いたように急にわいて出た話ではありません。
このような話が広がると寧ろ利食いの売りが出る前触れの時が多いもので、気をつけた方がよさそうです。しかし、中期的に見れば底上げの要因でもあります。
ドル円は少し上値もみ合いの時間がかかり過ぎで、一旦重くなるとみられます。93円ミドル近辺では買いが並ぶとみます。
豪ドル円は87円のサポートを切れたことで50%戻しの86円75銭まで下落。
このレベルは比較的強いサポートとみますが、ここを抜けると86円50銭が次のサポートとみられます。