「金融規制案の影響は今のところ一時的」 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~


オバマ大統領の金融機関に対する憤りが爆発したような金融規制案の演説でした。
これに対してウオール街の反発を覚悟で「金融買いが戦いを望むのなら私は受けて立つ用意がある」と徹底抗戦の構えを見せています。
ここまで大統領がはっきりと姿勢を打ち出したということはどんな形にせよ実施する可能性が高いとみて良いかもしれません。
英ブラウン首相も同調の構えを示しており、世界的な規模で広がる可能性もありそうです。
しかし、問題は株価の下落です。
このまま下落が続くとしたら景気への影響は避けられず、そうであればどこかで落とし所を探さざるを得ないのではないでしょうか。

さて、そこで今後の為替動向を考えたいと思います。
先週からの相場はオバマ大統領の唐突とも思える規制案が出たことでびっくりして亀のように首を引き込めたようなものにも見えました。
実際はまだファンドなどの動きを今規制しているわけではなく、足の速い投機家がポジションを縮小しただけのように思われます。
そうであれば、この動きはそう長くは続かないとも考えられます。
もちろん、今後もこの問題は市場の注目する材料ではありますが、実際に施行されない限りファンドは運用を続けるでしょう。
今週は色々重要な指標やイベントを控えます。
そろそろ先週からの調整が入るとみています。


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