収斂から放れるとき | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~


昨日はドバイとアブダビが協力して対応することで合意し、ひとまず相場の波乱要因であったドバイショックは沈静化しました。
また、日銀も臨時決定会合で10兆円の資金供給による追加の量的緩和を決定するなど、効果はさて置き政府との協調姿勢を示すという意味では評価できそうです。
円高問題に対しては、間接的な為替介入の意図もあったと思われますが、発表後は大きくドル円が売られるなど市場の目はなかなか厳しいものです。
いずれにしても、中国や欧州など株価が回復に向かいNYダウも今年最高値を更新するなど感謝際の前の動きに戻りつつあります。
ただ、円だけがまだ戻しが鈍く市場の円高への期待の強さを物語るようです。

昨日のNYの後半からドル円やクロス円が収斂する動きをみせています。
問題はこのもみ合いが終わる時どちらかに放れるのかといことです。
最近の米国経済指標の回復やNY株価の上昇などからやや売られ過ぎとも思われるクロス円の買い戻しが強まると見ればドル円が再度上値を試す展開も考えられます。
87円ミドルは61.8%戻しであり昨日はこのレベルで押し戻されたものの、今日は下値を固めて再度試す展開と見ています。
ただ、87円で押し戻されるのであれば上昇の力がないと見られ86円手前付近まで押し戻されかねません。
いずれにしてもドル円の値動きはそれほど大きく期待できないかもしれません。。