白磁博物館の後は、

 

北朝鮮との軍事境界線付近にあるDMZ(非武装地帯)の自然が堪能できる頭陀淵(ドゥタヨン)渓谷に行ってきましたキラキラ6

 

 

実はここ、2004年までは民間人の出入りが統制されていたんです。

 

1950年に始まった朝鮮戦争で多くの若者達がこのドゥタヨンで戦死したと言います。

 

そして南北が分断され、休戦の状態で50年以上も民間人はほとんど入ることができませんでした。

 

 

 

そんな半世紀の間、手付かずの状態で保存された美しい自然を見に、今や多くの人が訪れるようになりました。

 

ここでは金剛山(クムガンサン)から流れてきた水が流れ落ちる滝をはじめ、春になると多くの花を見ることができます。秋は紅葉が綺麗だそうです。

 

でも戦闘慰霊碑やあちこちで目にする地雷危険区域をしめすマークは、いまだに休戦状態であること、その緊迫感が伝わってきます。。

 

 

 

 

また、今回はツアーバスで行ったおかげであらかじめ送ったパスポートや外国人登録証

の情報を見せてすぐ入れましたが、普通に行くと門の前で軍人さんたちに色々聞かれたり結構大変みたいです。

 

 

この日は4月15日だったんですが、やはり韓国でも最北にあるからかまだ葉も出ていなく春の訪れは感じませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

あの韓国の人気バラエティ番組、「1泊2日」も撮影されたんですね。

2004年に解放されたばかりとはいえ、だいぶオープンになったようです。

ガイドの人が「昔はここで戦死した息子の親がお参りに行きたいと言っても入れなかったのに、時代が変わったねぇ」と言っていました。

 

 

 

 

 

ドゥタヨンで見られるお花たち。

北朝鮮の国花である木蓮も見ることができます。

 

 

 

 

 

「平和享受の道」

休戦でなく、本当の意味での戦争の終わり、平和への願いが感じられますね。

 

 

この道をまっすぐ進んでいくと金剛山(クンガンサン)がでてきますが、2008年に韓国人の女性旅行者が金剛山付近で誤って立ち入り禁止区域に侵入し、北朝鮮兵に射殺される事件があったため、韓国政府は暫定的に金剛山へのツアーを停止しました。

よって今、韓国側から金剛山に行くことはできないんですねぇーん...

 

 

サゲサゲ↓軍人さんたちが迷彩柄の車に乗って通り過ぎていきます。

 

 

 

 

ここ一帯で唯一咲いていた「カラムラサキツツジ」。

韓国ではこれが北朝鮮の国花だと思っている人も多いのだそう。

韓国ではツツジがよく料理に使用され、ツツジのお酒やチヂミなどもありますてへッ☆

 

 

 

 

 

入り口から数分のところで戦争慰霊碑が。

 

 

 

 

”6・25戦死者 遺家族をお探し致します”

 

 

 

 

 

戦争慰霊碑。

ツアー一同、黙祷を捧げました。

 

 

 

 

 

この後ろの山々では、朝鮮戦争時に北朝鮮、韓国、それぞれがそれぞれの故郷を守るため、多くの若者が戦死を遂げました。

 

そこからある山は「血の稜線」と呼ばれたり、またある山は「断腸の稜線」と呼ばれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

サゲサゲ↓ 戦争で亡くなった兵士たちを思って書かれた詩が心にしみました。。

 

 

 

 

サゲサゲ↓ ここ一帯の主要戦争地域の地図