2018.3.21にリリースされたアルバム『Sang』

 

KAMIJOサンを知ってまだ5ヵ月、何も知らないままリアルタイムで手にしたアルバム。

明かりを消した深夜、静まり返った空間で目を閉じ、ドキドキしながら聴き始めた。

曲名も歌詞も見ずにまっさらのまま聴くのが私流。「ただ感じたい」だけ。

1曲目と2曲目で心を掴まれた。3曲目の途中で涙が溢れていた。理由はわからない。

けれど後半に行くに従って心拍数は上がり言い知れぬ「幸福感に」包まれていた。

KAMIJOサンの世界を知りたくて毎日、何度も何度もむさぼるように聴いたのが昨日のことのように思い出される。

 

私にとってこの 『Sang』 は交響曲♪

 

第一楽章・・・『Dead Set World』『Theme of Sang』『Nosferatu』

第二楽章・・・『Bloodcast-Interlude-』『Vampire Rock Star』『Emigre』『Mystery』『mademoiselle』

第三楽章・・・『Delta -Interlude-』『Castrato』

第四楽章・・・『Ambition -Interlude-』『SangⅠ』『SangⅡ』『SangⅢ』

 

『Dead Set World』の優しいオーケストラ音のメロディーが『Theme of Sang』の頭に激しいドラム音とともに曲調を変えて同じメロディーで構成されているのを初めて聴いたとき、瞬時に虜にされた理由だったことを後から知った。『Dead Set World』 がまるで 『Theme of Sang』の序章のよう♪今なら言える「こういうことろがKAMIJOサンの世界のひとつでもある」と。

どの曲も狂おしいほど愛おしい。KAMIJO サンのソロのアルバムと初めて出逢った「初恋」のような存在のアルバムだから♪

中でも第四楽章に位置付けているあの4曲が好き。一番好きなのは『SangⅡ』

『Dead Set World』 と 『Theme of Sang』 と同じように 『Theme of Sang』 のあのフレーズが『SangⅡ』に自然に入り込んでいる。

『Theme of Sang』 がストーリそのものを歌った 『SangⅡ』 を指し示しているように感じられるのもその所以でしょうかね、KAMIJO サン♪

 

もっと言えば 『SangⅡ』 のあのフレーズのメロディーが 『SangⅢ』 のイントロに静かに使用されている。

ひとつひとつの曲が関係性を保ったまま存在し、大きな世界を紡いでいるアルバムのように思う。このようなことろがKAMIJOサンの音楽が好きな理由なのかもしれない。

 

 

あとがき

 

『SangⅡ』の特にお気に入りのところはKAMIJOサンの歌が終わり、時間でいうと6:51秒からの8小節のメロディーがたまらなく好き!