暮らしたいのはバブル期or現在


私はちょうどバブルの頃に青春と仕事に打ち込んでいたので、私の本来の思い出はバブルの頃でしょう。


しかし、その当時はバブルの日本に拒否反応もあり、心身疲弊していたものです。


若く、絵にも燃えていて、財力は無くてもまだしっかりしていて、気持ちはあの頃を望みます。


しかし、若い方が「バブルの頃がいいな」と憧れるならば、やめなさいと思います。


はてなの方が多いでしょう。


バブルの頃の日本は素晴らしかったのでしょう?


いや、違う、と答えたいと思います。


土地神話に舞い上がったあの頃は、良くない日本も露呈していました。


例えば『地上げ屋』なんて仕事もあったものです。


私が勤めていた工場に出入りしていた営業は「今度職替えして地上げ屋になるんです」と言っていたものです。


他にも『ラディカル・セックス』というものも蔓延ったものです。


『スワッピング』とか『不倫は文化』とかも、その頃の日本の後遺症でしょう。


そして、企業も浮かれていた事がこの番組で取り上げられています。


『東京レガシー』


莫大な資本を得た企業のトップは、車をアメリカの街中に走らせ、「This one, this one」とアメリカの街中のビルを買い漁りました。


それは外国人にしてみれば、日本で言う伊勢神宮とか、厳島神社級の大切な文化遺産も含まれていたのです。


『西鋭夫氏のYouTube』より



それは外国人にしてみれば『新手の侵略』という脅威だったのです。


「そんなもの?」という皆さんは、今の日本で、外国人が日本の土地を買いまくっていて、やがて国ごと買い取られて侵略されるのではないか?と問題になっているのを聞いたことはないでしょうか。


今日本が晒されている脅威と似たことを過去の、私の世代の日本が外国にやっていたのです。侵略という意図は無いとしても。










また『東京レガシー』に出演した海外の識者は、その頃を「日本のモラルが欠如した時代」「元々物質主義でない日本が無理をしたから破綻した」という意味の事も述べてます。


あの頃を振り返ると、私は複雑な気持ちで、過労で倒れる前の私はあすこにいたのだから帰りたいけど、しかし、あの時代は良くないのだ、という気持ちです。


なので、本心では、今は結婚して妻とも暮らしてますし、『聖書』も学んで、放送大学でも学んで、いい職場に恵まれて、今がいいです。


ただ、気持ちでは、私はあの頃の日本人なのです。










 

 

 

 

 

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